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紅い王の宮殿

作者: アホウドリ

紅い王にとっての草原は 只の草原

草原に 近代的建物や王の宮殿お気に入りのブドウ園がつくられる

その地域に根差した昔からの生業を奪うようにして


ある草原の民が 昔の長閑な草原の風景を懐かしむうたを うたった

すると草原の民は 捕らえられた

人々の対立を煽ったとして


紅い王の偏執的視線 人々は顔を隠す

紅い王の偏執的隊列 行進 

ある人々は歓喜し ある人々は俯く


紅い王の宮殿で 誰彼の噂話に偏執的に聞き入る

誰彼の振る舞いに けしからんとがなり立てる


草原に咲く一輪の花

王の偉大なる事業のもと ブルドーザーが踏みつぶしていく

そして王の宮殿お気に入りのブドウ園が出来る


資源採掘と工業化 乱開発

緑豊かで広々とした草原は砂漠化して行く

紅い王の宮殿は それは草原の民のせいだという


紅い王の宮殿は 今日も赤いブドウ酒で華やかな宴が開かれる

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