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35 ファンタジー物質



 兄弟たちはまだもう少し寝ているとのことなので、挨拶をして先に出た。「くれぐれも気をつけろ」との忠告ももらった。

 男たちは誰かに連絡を付ける様子もないし、先に出ようともしなかったし、……これは完全に白だな。


「あの二人は白でいいよね」

「ああ、私もそう思う。今まで見てきた犯罪者の目つきとは違うしな。あと体つきと動きからして彼らはベテランだ」

「そっか。……さて、何か問題がなければいいけど、……って脅すのも悪いね。何かしら予想外のモンスターの出現なんかがあったりしたら困るから、一応気をつけて進もう」

「ああ、そうだな。まだ周ってなかった方に進んで、枝道を一つずつ確認しよう」


 来た方向とは逆に曲がって、進み始める。こちらの方が若干道が広めで岩場も多い。あー、この岩陰とかめっちゃ犯罪に向いてそう。

 ……って、そういう目で探すと、この階層ってすごく後ろ暗いこと向きでもあるんだな。何しろ死角だらけ。


 様子を見ながら進むが、出会ったのは赤いリザードマンだけだ。アリシアがさっさと処理していく。ただ今までの階層のモンスターと違って皮膚が硬いから、ズドッとかズコシャッとか結構すごい音がする。あれ骨も断ち切ってると思うんだけど、刃こぼれしないんだろうか。

 一匹処理したかどうかの頃に、その後ろからもう一匹が仲間を乗り越えてやってきた。

 勢いよく突進してきたが、アリシアの前には重力盾をおいてあるから心配はない。アリシアも余裕を持って一匹目の処理を終えてから、盾に弾かれた二匹目の処理に取り掛かった。


 そろそろ魔石が重くなってきたはず。小袋とはいえぎっしりだし。魔石はどっちが倒したとか気にせず、それぞれ適当にに集めといて後でまとめることにしている。

 戦利品だからありがたいんだけど、重さの感じない俺はともかく、あの量はアリシアには邪魔そう。なんたって一応は石だし。


「アリシア、魔石、一部だけ残して邪魔な分預かるよ」

「ああ、そうだな頼む。結構重くなってきた」

 

 袋一杯分預かって、俺のと一緒に大きめの袋にまとめて、小袋を空けておいた。アリシアに言われて袋を大小とも多めに買ってきたのは正解だな、確かにいろいろ使う。

 そうこうしているうちにまたリザードマンだ。ふむ、今度は一匹。


「ルイ、やるか?」

「うーん、やっとこうかな」


 とりあえず斧で頭を狙う。俺にはアリシアほどの技量はないから、一気に狙わず、まずは牽制して様子見だ。

 頭に振り下ろすと、すぐにどぎゃん、という音とともに頭蓋がばっくり潰れて、ーー俺が「は?」と呆けているうちに消えて行った。


 え……??

 何いまの。アリシア並の速さで終わったぞ?


「クリティカルか。やるな」

「あ、ああ、そういうやつ。……一発で倒れたから俺のほうがビビったよ」

「斧の重さが良かったな。それだけの巨大斧ならもう1本予備に欲しいくらいだな?」

「いや邪魔だよ!」

 

 大斧なんだよ、刃渡り60センチはあるから俺じゃなきゃ振れないくらいの。そんな物騒なの2本も振り回すプリーストとかイヤすぎる!「癒やします」とか言われても殺される気しかしないよね。

 刃先が潰れたらまたオーガから奪ってくるから勘弁して!


 それから数時間かけて歩き廻ったが、男たちは見つからず。

 あんな大怪我の女の子たちが嘘言っていたというのは不自然だし、あの兄弟もここで見たと言っているから、おそらく彼女たちが襲われた昨日までいたのは確実だろう。なんで今日はいないんだ? 何処行ったんだろ。


「いないな。……下に降りようか、ルイ」

「そうだね、そっちの方に行ってる可能性が高いね」


 この辺りの階層まで来たなら、全く冒険者業をしないのは普通なら勿体無く感じるだろう。

 折角だから腕試しをしたいと思ったのか、単に魔石狙いか、下の階層で『獲物』の物色か、その辺は分からないが。


 地図を見て、途中で小休憩を挟んで、おそらく午前中(時間感覚がないが)には8階層への階段に辿り着いた。

 

 階段は今までと同じ形式で、そこそこ整っている。階段を降りるときに結構下るなと思ったから、階層間はかなりあるようだ。

 俺は思いついて、階段の途中で足を止めた。


「そうだアリシア。今のうちに全面結界を張っておいて、結界ごと移動しよう。軽く光魔法も付与しとくとアンデッドなら突っ込んではこないだろうと思うのと、もしかしたらこっちの空気ごと移動したら匂いを軽減できるんじゃないかと思うんだけど」

「! なるほど、頼む」


 壁につっかからないように(と言ってもただの重力の範囲変えるだけだから簡単なんだけど)小さく、アリシアだけ囲うように結界を張る。1メートル四方弱くらい。一応二重にしておく。



 そして8階層に踏み入った。ウィルオーウィスプの明かりがあちこちにほのかに灯る。ウィルオーウィスプってあれね、ただの火の玉。印象としては「綺麗なだけ」

 アリシアは今のうちにと周囲に光る花の種を蒔いていた。おお、下の階までは普通に咲いてたし、もらったこともすっかり忘れてたよ。


 と、すぐにモンスターの群れがわさわさと出てきた。すごい数だ。ゾンビが中心らしい。

 うわぁ気持ち悪ゥ! あれだけいるとゾンビ・アポカリプスものの映画っぽい! 

 アリシアは近づいたものを手早く切り裂いて、「うむ、なかなか斬れる」とご満悦だ。怖いとか気持ち悪いとかもないらしい。虫にも幽霊にもゾンビにもひるまない系女子、かっこいい! 日本刀とか持ってたら超似合うと思うんだけど。

 アリシアには、結界で物理を通さないし、光魔法を付与してあるからレイスたちも近づかない。


「アリシア、今のうちに上から周囲をざっと見てくる。地図作っちゃえば攻略も簡単になるし、ついでに出口探してくる」

「わかった。こっちは結界があると割と無敵だから、安心して行ってきてくれ」


 アリシアに了承をもらったので、姿を消して浮いて上空に昇る。

 しかし暗いな、光魔法の球体を何個か上空に放っておくか。


「ギャァァァァァアアアアアァァアアア!!」


 光魔法を放つと、8層全体にすごい悲鳴が響き渡った。近くにいたレイスたちは建物の影に飛んでいき、骨?のアンデッドあたりがうずくまっている。なるほど、光魔法の光が強いだけでもきついのか。へー。


 ……ああそういえば俺、広範囲の光魔法使えたんだよね。ああ、弾幕の応用ね、光は弱くなるけど広範囲をカバーできる。

 ここ、掃除しちゃっていいところだよね? 

 というわけで。


「浄化!」


 思い切り広範囲に光の雨を降らせる。今だと50メートル四方くらい……もうちょっとかな、それぐらいの範囲をカバーできてる。

 すごい悲鳴があちこちで上がったが鉄の心で無視して、まだフラフラ残っていたレイスたちに光の矢を大量にお見舞いしておいた。うむ、スッキリ。

 ーーリッチ戦での訓練が役に立ったとかすごく不本意だけどね。

 おっと、下にぼとぼと落ちた魔石を回収しとかないと。

 


 さて改めてこの階層を見てみると、誰が作ったんだか、という典型的な墓場マップだった。これってダンジョンマスター? とかの趣味なのかね。そんなのいるのか知らないけど。

 墓を囲む柵があり、たまに霊廟があり、荒れた土地が続き、廃墟がある。死者の街だ。

 そしてこの建物の中のどれかがモンスターハウスだろう。あの兄弟は行かないように気をつけると言っていたが、当然俺たちは行く気満々だ。


 しかしここも広いな。出口を探してフラフラし、たまにアンデッド集団を見つけたら範囲浄化。

 人はいない。……まぁこんなにモンスターだらけの階層だから、こういう範囲浄化がないと難しいだろうね。

 上から見た感じでは出口は見つからない。

 ……これ、出口がどこかの部屋の中とかだったら、みんな出口を探しにモンスターハウスにも行かなきゃいけなくなるんだけど……そこまで意地悪くないと思いたい。

 普通、モンスターハウスって言ったら「入ったら死ぬもの」くらいの認識らしいし。俺たちだって結界がなかったら絶対行けない。


 端の方まで行って曲がって、と俺が階層の地図を頭に叩き込んでいたら、ひょっこりと目立つ白っぽい建物が目に入った。一見、教会のような感じ。もちろん朽ち果てているんだけど、何か若干風景から浮いている。

 そっと覗くと、中央に横になった石碑のようなものがある。ーーああ違う、石棺か。どうやら何かの生き物らしきもののレリーフが掘られている。

 これだけ若干不自然だから、と、フタを持ち上げてみる(多分重い。俺じゃなかったら何人か必要かも)と、下に続く階段があった。

 意地悪い作りだ! 先に行かせる気がないやつじゃんこれ。

 地下霊廟か、9階層か。どうせ俺はなにがあっても無敵だし、そのまま突っ込んで下の階層に出てみる。

 

 普通に階層間の階段と作りが同じだ。当たりだ。

 下の階層に出てみると、普通の洞窟の作りに戻っている。


 一応少し散策することにした。するとすぐに向こうからなにやら塊がやってきた。なんだこれ?ぶっとい手足のついた石人形?

 斧で切って見ると、……硬いな、やっぱり石みたいだ。それでも数回で魔石になった。

 ーーーーいや、一緒に何か落ちたぞ?

 見てみると……石の玉? なんだこりゃ。真ん丸だけど、ゴツゴツしてるほんとにただの石。どう見ても価値なさそうだけど、アリシアに聞いてみるか。

 ま、9階層の敵にも遭ったし(あれだけじゃないだろうけど)、一旦帰るか。

 

 俺は上に戻ると、わかりやすいようにフタをずらしておいて、アリシアのところに戻った。


「ただいまー」

「おかえり。ルイが浄化していったから獲物がいない」

「あはは、ごめんごめん。でもこのあとモンスターハウスを見つけたら、きっといっぱい出てくるよ。あ、そっちはまだ見つけてないけど、9階層への出口は見つけてきたよ。今見てきたとこまでマップ描いちゃう?」

「そうだな、敵もいなくなったし、リポップまでは安全だろう。休憩して、アッシュと朝食にしている。地図を頼めるか」

「ん、任せて!」


 新しい紙を取り出し、図面に取り掛かる。ここは上から見られるので地図に起こしやすい。

7階層の誰かが描いたストレスの溜まる地図じゃなく、一から描けるのは楽しい。若干建物だの墓だのの気合が入ってしまったがご愛嬌だ。出口に注釈で『9階層入口:教会内、石棺の蓋の下』と書き込んで置いた。ここだけ見つけるの難しすぎだろ。俺が見つけたのもたまたまだし。

 どうせならモンスターハウスの位置も入れてあげたいところだ。出口を探して下手なとこに入って全滅とか目も当てられない。

 1時間はかからないで描き上げた地図をアリシアに見せながら、ルートの説明をする。出口を見つけたことをすごく褒めて貰えました!

 あ、でも9層のモンスターの石はアリシアが見てもただの石だって。何だったんだ?


「モンスターを倒すと、たまにこうしてドロップがある。普通は価値あるものなんだが……これは知らないな。ギルドで聞いてみるか?」

「そうだね、他からも出るかもしれないけど、一応とっておこうか」


 という訳で俺のバッグに収納されました。

 そうだ、食料は俺が大半を持ってたけど、アリシアのバッグに食料を少し補充しておこう。


「3人組の男たちはいたか?」

「それがいないんだよね、ていうか人間自体見当たらなかったよ。この階層、入った途端まるで階層ごとモンスターハウス状態だったし、何か勝算でもないと入らないでしょコレ。もしくは余程の理由がないと」

「そうだな。一旦奴らのことは気にせず進むか」


 アリシアと、モンスターハウスを探しに行く。

 見つけた建物、霊廟と、どんどん入って行った。


 何件目だろうか、小さめの廃墟にアリシアが入ったと同時にばたんとドアが閉まった。

 一瞬驚いたけど、すぐ気づいた。ここがモンスターハウスだ!

 発見! ほんとにあった!


「入り口横の壁を背にしよう」

「了解。少し大きめの結界を張り直す。淡い色つけておくね」


 一応確かめたが、やはり入り口扉は開かなくなっている。

 見ている間に、奥の方からモンスターがポップしはじめた。


「ルイの光の範囲魔法で一発だな……」

「適度に倒しててもいいよ。俺、奥からやってくし、ちょうどいいから範囲魔法の形とか距離を変える練習でもしてみる」

「余裕だな」


 ふっとアリシアが笑った。

 部屋に続々とモンスターが溜まっていく。ポップしてすぐにこちらを認識しているのか一斉にこちらにやってくる。


「来るぞ!」

 

 モンスターが一斉に結界にぶち当たった。と言ってもパワーがある訳でもないし、全く脅威でもない。結界は一応二重にしているが、破られたことはない。

 種類はアリシアが言っていたもの、+骨だ。


「スケルトンが混じっているが、脅威度は低いな」


 言いながら横に剣を一閃すると、結界に集まっていたゾンビやスケルトンがゴツゴツと魔石になって下に落ちていく。アリシアはそれを見て頷くと、蹂躙を開始した。

 結界にいるアリシアめがけてどんどん奴らは集まるが、アリシアは結界内から安全に獲物を狩っている。かなり一方的だ。

 動きが素早いのがグールかな。動きが鈍くて腐敗が進んでるのがゾンビ。似てるけど、グールは血の気のない顔をしてて、ゾンビは黄色く腐ってダラダラ皮膚が垂れているので割と区別できる。スケルトンはそのまま骨。筋も肉もないのにどうやって動いてるのか謎だ。レイスは……幽霊?


 俺は、一旦透明になって上から状況を見ることにした。モンスターはポップ地点からどんどん追加されているらしいので、まず固まっている奥の方半分ほどを片付けよう。


「浄化!!」


 奥半分を意識して、心なしいつもより強めの浄化を掛ける。ぼとぼとと魔石に変わっていく様を見て、ああ、この階層のプリーストは確かに無敵だ、と思う。チート気味かも。本来の意味である「ズル」の方のチートね。

 アリシアは楽しそうにモンスターを片付けているので、アリシア近辺は放置。俺は新しく追加される度にまとめて浄化、を何度か繰り返していると、とうとうポップがなくなった。10分? 15分? 時間にしたらそんなものだろうか。普通だったら何時間とかかる作業だろうな。


「アリシア、ポップ終わったみたい。それで残り全部だよ」

「了解だ、すぐ終わる」

 

 言葉通り縦横無尽に振るわれる剣で、アリシアに集まってたモンスターも一掃された。


「よし、終わりか。…………と、出たか」

「……あっ!!」


 後ろの扉もロックが解除されたようで音がしたが、それよりも部屋の中央に銀色の宝箱が出てきたのが大きい。

 宝箱! 初めて見た!!

 アリシアの結界を解除して、動かせる盾を構えて宝箱に近付く。

 一応モンスターハウス制覇のご褒美なんだろうし、ミミックなんてことはないよな。

 アリシアが軽く調べて大丈夫そうだというので開けてみる。


「おお!」

「……これは」


 中には指輪が一つと、ショートソードが一振り入っていた。

 すごい細かい細工で、見るからに美しい白銀だ。観賞価値だけでもかなりあるね。

 アリシアは、ショートソードを抜いて、絶句していた。

  

「どうかした?」

「ルイ……これ、ミスリル製だ。少し光魔法を当ててくれるか?」


 俺が小さな光のボールを当てると、ぽん、と跳ね返された。


「え?」

「ミスリルは外部魔力を弾く。そして、使い手の流した魔力は保有する。つまり魔法も切れるし魔剣にもなる。そしてものすごく軽い。剣士なら咽から手が出るほど欲しい、非常に貴重なものだ」

「へぇ……あんなに簡単でそれが手に入ったのってラッキーじゃない?」


 ミスリルって、まんまファンタジー物質だよね。ほんとにあるのか。そしてここでもやっぱり貴重なのか。伝導率が高くて軽いっていうと、俺のイメージだとアルミだ。一気に安っぽくなるな。

 アリシアは細い顎に指を当てて、何か考えているようだ。使いみち?


「……ここ、一度部屋の外に出て、次にまた入ったらどうなるんだ? 宝箱は一度で終わりだろうか?」

「……なるほど。何度でもモンスターハウスがリセットできるなら……ものすごい稼ぎ場見つけたことになるねコレ」


 とりあえす散らばっている魔石をどんどん回収していく。うわ、これすんごい量だよ。そういえばさっき上空から倒したの、拾ってないとこもあるな。


「すごいな、ここだけで魔石が袋1つだ」

「はい、回収するよ。じゃあ、少し休んだらもう一回試そうか」


 という感じで少し休んで、それからドアを出た。うん、開いてる。倒し終わってから外に出るまでってもしかして安全地帯なんじゃ。


 外に出て、二人そろってため息。(俺は出ないけど)

 

 二人で頷きあって、もう一度扉を空けて入る。アリシアが真ん中に行くと、がちゃん、と鍵が閉まった。ここまでは一緒だ。さっきと同じく入り口横に下がって結界を張る。すると奥からモンスターが湧き出すのが見える。


「ポップまでは同じか。問題は宝箱が出るかだが」

「いやでもアリシア、ここのモンスターが落とす魔石とかめちゃくちゃ簡単に手に入るんだから、宝箱が出なくてもいい稼ぎ場じゃない?」

「それはそうか。ではさっきと同じで頼んだルイ」

「任されました!」


 再度、上からの浄化、浄化、&浄化。ほぼ同じことをポップが止まるまで繰り返せばいいだけの簡単なお仕事です。

 アリシアもガンガン倒していくので、さっきより更に短時間で全滅させることが出来た。


「さて」

「出るかな?………………出た!!」


 再度、宝箱が出現。まじで! そんなことがあるのか?

 慎重に俺が開けると、中身はほぼ一緒だった。


「ショートソードは同じやつだね。アクセサリーはネックレス? かな」

「細工物は鑑定してもらってから売るかどうか決めよう。……しかし本当に出るとは」

「モンスターハウスを全滅させた人が、再度入るなんて想定されてないでしょ。普通は命からがら生きて出られたら御の字、ってくらいだよね」

「ふむ、出なくなるまでやってみるか」

「それは賛成だけど、アリシア、ここ今の状態だと多分安全地帯だから寝ても大丈夫じゃない? 休んでいいよ?」


 バトルジャンキーさんは戦っていると疲れを忘れる傾向にあるよなー。


「む、そこまで疲れてはいないが……少し休むか」

「じゃあ俺、今のうちに上からまだ見てないとこ廻ってくる。あと、もしさっきの兄弟がいたら、モンスターハウスのことと出口ぐらい教えてあげたいし。あ、アッシュをお願い」

「わかった。では私はしばらくアッシュと遊んでいる」



区切りが悪かったので少し長めです。

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