ブラックコーヒー in インド
インドではお茶の一つであるチャイが国民的飲物であることは以前少し書きました。
お茶と並んで世界中で飲まれている飲物と言えば、コーヒーですね。
インドでコーヒーってあまりイメージが沸きにくいですが、コーヒー豆の生産なら一桁順位、輸出量では五本の指に入るほどのコーヒー大国だったりします。
今までは輸出用に生産されることが主でしたが、国内でもコーヒーを飲む人が増え、スターバックスの進出などで高所得者層を中心にカフェ文化が浸透し始めています。
インドでも「自分は一般人とは違う」的な演出をしたい人はしっかりいまして、例えばムンバイではヒンディーの会話の中に(ヒンディーの単語があるのに)英単語を交ぜることで、ヒンディーしか話せない人に英語出来るアピールしたりします。
日本で例えるとルー大柴さんの”ルー語”みたいな感じですね。
みんながチャイを飲んでいる中、自分はカフェでコーヒーを飲むのがお洒落でインスタ映えするというファッション的な理由で利用する人も多い感じです。
もちろん、それが本物を知らないとか滑稽とかではなく、そういう先駆者がいることにより徐々に一般化して、そこから洗練されていくのだと思っています。
日本だって、スターバックス進出した時に話のネタにとみんなで行列作りましたしね。
インドには南部を中心にカフェコーヒーデイという日本のドトール的なローカルのカフェチェーンが元からありましたが、スターバックスの進出(黒船襲来)により、高級路線のお店を出したり、メニューを改善したり、サービスを増やしたりと質の向上が行われて、良い方向に向かっていると思います。
ちなみにインド(タタ財閥)はアメリカ(スターバックス)にコーヒーを輸出販売していて、今度はインドがアメリカからカフェサービスを輸入した関係でもあります。
日本のスターバックスでも期間限定でインドのコーヒー豆を使った商品を出したり、今ならチャイティーラテという商品が売られていたりと、結構インドとの繋がりは強いんです。
なお、”タタ財閥”という単語が出てきましたが、記憶の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。
さて、インドで打合せなどで企業を訪問すると、応接室やミーティングルームに案内されます。
そして、まずはコップになみなみと注いだ水をもらえます。
デリーは暑い夏の期間が長いので、まずはこれで咽を潤して、お待ちくださいということです。
私はこの水は基本飲みません。水道水ではないですが、どのような衛生管理がされているか全く分からないからです。
失礼に思われるかもしれませんが、私は外国人ですし、それで体調を崩しては打合せ相手にもデメリットしかありません。
インドでは嫌なことは素直に嫌と言っていいのです。
何せ、宗教や民族など色々な理由で、NGなことがたくさんある国なので、相手もそんなに気にしません。
水を渡すのはティーボーイと呼ばれるアルバイトの若い男の子です。
その時に「ティー or コーヒー?(お茶にしますか、コーヒーにしますか?)」と聞かれます。
何も条件を付けなければ、ティーはホットチャイが出てきて、コーヒーはホットの甘いミルクコーヒーが出てきます。
日本では打合せなどでコーヒーを出してもらう時は、夏はコールド、それ以外はホットのブラックで、一緒にクリープとガムシロップかスティックシュガーがついてきて、好みでそれらを入れます。
私は甘党なので、インドスタイルのコーヒーは全く問題がないのですが、ブラックコーヒーが良いという人も多いはずです。
ということで、「ブラックコーヒー、プリーズ(ブラックコーヒーをお願いします)」と伝えると、「ブラックコーヒー?」となることが良くあります。
インドでは砂糖とミルクを抜いたブラックコーヒーが一般的ではないので、人によっては通じないのです。
これが日系企業だと、ちゃんとブラックコーヒーについて指導されていたりするので安心です。
ただ、中には「ティーケ(オッケー)」と笑顔で応えて、持ってきたコーヒーを飲んだらビックリすることがあります。
あ、甘い・・・・・・
彼はブラックコーヒーを色だけで判断し、ミルク抜きの砂糖たっぷりコーヒーを持ってきたのです。
なので、私がもしブラックコーヒーを頼む時は、「ノーシュガー、ノーミルクコーヒー、プリーズ」と頼みます。
もちろん、ちゃんとしたカフェではブラックコーヒーで通じるようになってきたので、ご安心ください。
なお、アイスコーヒーを頼む時は、ちゃんとした製氷機を使っているか、氷から変な味や匂いがしないか気をつけましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
別で連続小説を書いていますので、良かったら読んで頂けると嬉しいです。
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