なぜ、ケンタッキーはインドでケーエフシーなのか?
インドでも都市部は海外のファーストフード店が沢山進出しています。
日本でも有名なところでは、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、サブウェイ・・・・・・ファーストフードとは少し違いますが、ドミノピザ、ピザハットなどピザ屋さんもショッピングモールや高級商店街などでは良く見かけます。
これらはアメリカのお店ですが、アメリカ=肉=ビーフ!っていうイメージを持っているのは私だけでしょうか(^_^)
以前、インドは食べ物に関して、色々な制限を持った人が多いという話をしましたが、神聖な動物である牛の肉であるビーフを使っているハンバーガーとか売れるのでしょうか?
はい、売れません。
なので、インドではパティ(ハンバーグ部分)にビーフは使われていません。イスラム教の方も多いのでポークも使えません。
そこでインドのマクドナルドの主力ハンバーガーは肉を一切使わないベジバーガーとチキンバーガー、エッグバーガーになります。その中にフィレオフィッシュバーガー(白魚)が店によってあったりする感じです。
なお、インドでは”ビックマック”もありません。
替わりにインドでは、
チキンマハラジャマック
ベジマハラジャマック
というバーガーが、最上位に君臨しています。
名前がいかにもインドっぽくていいですね。
※マハラジャ:インドの王様や領主という意味です。
味はビックマックをスパイシーに辛くしたものです。
私、辛いのは苦手で、しかも初めてこのバーガーを食べた時は腹を壊したのですが、その後はインドに行くたびに毎回食べたくなる中毒性があります(笑)
ちなみにマクドナルドのカウンターで注文を頼み、待ちながら厨房を見ると、日本とだいぶ違う部分に気付きます。
それは厨房で出来上がった料理がレジに出てくる窓口が二つあるのです。レジの人はそれぞれの窓口から料理を取ってカウンターで渡してくれます。
皆さんも「またかー」とお思いでしょうが、ベジタリアン料理とノンベジタリアン料理の出てくる窓口が違うのです。更に料理を作る人もそれぞれ専門となり、調理器具も別々です。
ベジタリアンの人からすると、とにかく肉に触れたものが料理に接するのはNGなのです。そして、万が一、ベジタリアンの人に肉の入った料理を提供したら・・・・・・お分かりですね?
マクドナルド以外も厨房とレジが別れているファーストフード店はこのパターンが多いです。
このままインドが成長し、人件費が上がったら大変だろうなー、新店舗オープンするための初期コストが大変だなーとか考えたりしますが、その頃には食に対する文化が変わっているのかなぁとも思います。
さてさて、マクドナルドと並びファーストフードでインドに浸透しつつあるのがケンタッキーフライドチキンです。
日本では「ケンタッキー」とか「ケンタ」とか略して言われたりしますが、インドでは「ケーエフシー(KFC)」と呼びます。
ちなみにこの「ケーエフシー」という名称、インドの正式名称です。
日本やアメリカの公式ホームページを覗くと「ケンタッキーフライドチキン」や「Kentucky Fried Chicken」という文字が良く出てきますが、インドは探すのが大変です(^_^;)
では、どうしてそうなっているのでしょうか?
理由は・・・・・・もう、お分かりですね?
会社名にチキン=肉を連想させる単語が入っているからです。
インドは北部を中心にまだまだベジタリアンの人がかなりいます。
なので、「Kentucky Fried Chicken」と看板を出すと、ベジタリアンの客が来なくなってしまいます。
「いやいや、ケンタッキーフライドチキンに行って、肉食わないってどういうこと!?」と思う人が多いと思いますが、ケンタッキーフライドチキンにもベジメニューがあるんです。
ベジバーガーや野菜コロッケみたいなフライ、後はそのフライが載ったライスボール(日本の丼もの)とかがベジメニューとしてあります。
ベジメニューがないと、ベジタリアンの友達や家族と一緒に食べに行けないので、ベジメニューは必須なのです。
いやー、インドでのベジタリアンの影響力はすごいですね~。
最後に、インドのサブウェイにはテリヤキのメニューがありますが、日本の照り焼きをイメージして食べないでください。テリヤキと照り焼きは別物なんです(^_^;)
最後まで読んで頂きありがとうございます。
別で連続小説を書いていますので、良かったら読んで頂けると嬉しいです。
https://ncode.syosetu.com/n8566em/




