蚊のいないデリーの夏
日本で”夏”といえば、楽しいイベントもありますが、嫌な事といえば暑さと・・・・・・虫さされ、ですね(^_^;)
深夜寝静まった寝室で、「ぷーん」という音が聞こえてきた時のストレスといったら・・・・・・
蚊といえば、マラリアやデング熱など病気の感染源としても脅威で、特にインドは蚊によって毎年沢山の死者が出ています。
そんな蚊天国のインドですが、夏にデリーで暮らしていると不思議な期間があります。
真夏なのに蚊がいなくなるのです。
デリーの夏は3月から始まり、暑さのピークは5月、日本のゴールデンウィーク後ぐらいが一番暑くなります。私もゴールデンウィークの連休を利用して、インドに行くことが多いのですが、相変わらず蚊がいません(正確にはとても少なくなります)。
ちなみにデリーの5月の最高気温って何度になるかご存じでしょうか?
――実は40度を超えて、50度近くまで上がるんです。
そして、6月のモンスーン(雨季)になるまで、デリーは乾期であまり雨が降らず、毎日かんかん照りです。デリーだけに(´д`)
コホン
晴れの日が続き、気温が50度近くになるとどうなるか?
道路や水溜まりなどは、もの凄い高温になるわけです。
ということで、もうお気づきと思いますが、蚊の幼虫であるボウフラが住む水溜まりが高温になって、みんな死滅してしまうんですね。蚊にとってはその時期だけは熱湯地獄と化すのです。
ちなみにインドは日本と違って24時間公共の水道が供給されないので、屋上の貯水タンクに貯めて利用するのですが、この時期のデリーはどの蛇口を捻ってもお湯しかでないので要注意です。
時間帯によってはシャワー浴びようとして、火傷する危険すらあります(>_<)
人間にとっても熱湯地獄!!!
暑い夏になると蚊が沸きますが、度を超すと何事もダメという典型ですね。
ちなみにモンスーン(雨季)に入ったら、気温が30度台後半に落ち、ボウフラ天国になりますので・・・・・・後はお分かりですね?
最後まで読んで頂きありがとうございます。
別で連続小説を書いていますので、良かったら読んで頂けると嬉しいです。
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