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2.現状把握

あれから5年ほど経った。

時の流れが早いって?寝て食うだけじゃ面白くないだろ?


とりあえずこの5年間、この世界に対する理解と母親の不穏なセリフに対しての意味を探る事に使った。

そこで分かったことだが、この世界に関しては魔法や魔力、モンスターが存在するファンタジーな世界だ。


次に能力値だが、これはレベルアップとかいう概念はなく、ただ単に自分のやった分だけの成長が可視化して見えるだけで、筋トレ等を怠れば自然に能力値は下がっていくというものだ。

そこで成長で出てくるのがあの成長促進だ。


例えば俺は成長促進をDEX、つまり器用さに振っているわけだが、これのおかげで何か精密な作業をした時に器用さの成長度合いにボーナスがかかり、通常よりも器用さに磨きがかかるのだ。

そして母親の目を盗んでは棒状のものを振り回す生活を送っていたところ、こうなった。


STR(筋力):23 成長促進:1

DUR(耐久):15

CON(体力):15

AGI(敏捷):23 成長促進:1

DEX(器用):79 成長促進:3

POW(精神):15

FOR(理力):30

INT(知性):15

LUK(幸運):10


HP(生命):300/300

MP(魔力):450/450


5歳になってからとはいえ、毎日振り回し続けていれば手にも馴染みが出てくる。

何故俺が棒状のものを振り回しているのかといえば、簡単な話、ゲイボルグを使いこなす為だ。

あの赤子の一件があってから、俺のゲイボルグは母の元で保管されるという悲しい事態に陥ったのだ。

そして先ほどの能力値で俺の理力が妙に上がっていると思うが、その理由は母にある。


「クレアー、ちょっと来て~」

「はーい」


俺は呼びかけに応じ、棒状の木をそこらに投げ捨て向かう。

母は俺の姿を確認すると、手を腰に付けて話し始める。


「そろそろ頃合だから、クレアに魔法を教えたいと思います」


この世界での俺の母は魔法が使える。

それも魔法のスペシャリストであり災厄の具現化である。


「ではまず最初に私たちが得意とする魔法、幻惑を教えます!」


魔女だ。

いや何を持って魔女が幻惑魔法を得意とするかは知らないけども。

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