表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

カタカナタイトル

オンシツコウカガス

作者: 雪つむじ

別に、温めようとか、思ってるわけじゃないんだ。

たまたま、ちょっと、寒いな、って思っただけで。

悪気があったわけじゃないんだけど。

ストーブに火を入れて。

部屋の空気を暖めて。

たまに、窓を開けて、換気をして。

そうしたら、空へ登って行って。

いつの間にか、世界を覆う蒲団になったんだ。


このままじゃいけないんだって思って。

電気であっためるヒーターを買ったんだ。

これなら、ストーブよりもよっぽど環境によくって。

そんなことを思ったんだけど。


考えてみたら、ヒーターを温める電気って。

今は、もっと大きなストーブみたいな。

そんなところで作っていて。

そうしたら、ストーブで暖をとるよりも。

よっぽど、世界を温め続けていることなのに。

どうしてみんなは気が付かないんだろうか。

何が起きたって、どんなことをしたって。

自分の近くの、窓を開けるって動作がないだけで。


やってることは、世界規模でも。

同じことをやっているんだ。

灯油を買いに行く手間は省けているけど。

それは、タンカーでもってきて、そこからポンプで入れているだけで。

結局、それが電線を伝ってきているんだから。

灯油を買いに行っているのと、同じだし。

燃やしているのは、自分の部屋じゃないってことの違いしかない。


いい加減、みんな気付いてもいいよね。

この状況は、異常だよ。

持ってもあと何十年なんて言われているものにしがみついて。

だからって、エネルギー問題?

それを解決するために、後、どれだけエネルギーを使えば気が済むんでしょう。

環境問題?

今、見て見ぬふりをしている異常さを、一度認識するべきです。

そうだと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ