１０歳もサバを読んでいたのは、このわたしです。

先日、父の死についてエッセイを書きました。頭がラリパッパなわたしにしては、すごく真面目に書きました。この出来事を書けるようになるまで１５年かかったと書いています。１５年もたたないと書けないことがあるんだな……そう感慨にふけっていたとき、気づきました。

２５歳の出来事で１５年後なら、今のわたしは４０歳じゃね？

わたし５０歳なんだけど、これって計算を間違ってるんじゃね？

１０歳サバ読んでんじゃね？

見事に間違っていました……（涙）。２５年の間違いでした……（涙）。

以前にも自分で命を絶とうとした時のことを書いてウッカリ計算間違いをして、深刻な内容よりも「ソウ！　計算がちがう！ｗｗ」って感想欄で愛する読者さまたちが大盛り上がりするというナナメ上の展開になりましたが、また今回もやっちまった……（涙）。

ここで訂正いたします。すごくショックだった出来事を書けるようになるまでかかった年数は１５年ではなく、２５年でした！　アホみたいな計算違いをして、すみません！！

そして修正はしません（！）。間違えたままにしておきます（！）。なぜかと言うと、修正すると掲載されるエッセイの順番が変わってしまうからです。書いた順番でお読みになってほしいので、そのままにしておきます。そして恥をさらし続けます。重ねがさね申し訳ないです。

では今日のお話を……。

最近、胃が痛いです。原因はわかっているので、どうしようもないので悪化しないよう祈るのみです。それについては、また書きます。

以前も精神的にしんどいことがあって、胃が痛くなりました。胃カメラを飲むと潰瘍ができていたので、薬を処方された。まじめに服用していたのですけれど、痛みはおさまりません。優しくてハンサムな先生は心配してアレコレ薬を出してくださいました。それなのに痛みは増すばかり……。

そんな矢先に引っ越しました。優しくてハンサムな先生に会えないほど遠くへ引っ越した。引っ越し先でも胃が痛いので、仕方なく病院へ行った。親切なおじさん先生が言うには…………、

先生：前の病院で、大事にされてたんやなぁ～。クスリの記録を見たら、わかるわぁ～！　

ソウ：そうですか……。しかし痛みはひどくなる一方で……。

先生：そやろうなぁ～！　わかるわぁ～！

ソウ：この痛みの原因は、なんですか？

先生：それはな…………、

クスリが原因や。

ソウ：え？（←　アホみたいな顔になってる）

先生：前の先生、アンタのことを心配するあまり、強いクスリ出してくれてたんや。そのクスリで潰瘍が悪化してたんよ。

ソウ：ウソでしょ？　本末転倒じゃないですか？　治療の薬で悪化って……。

先生：そうやなぁ～。でも、それが原因☆

先生の指示で弱い薬に変えたところ、胃痛はみるみるうちになくなり……。いったいアレはなんだったんだろう？　残念すぎる……（涙）。

痛みといえば、生理痛で気絶したことが５回ほどあります……。妊娠したかったので痛み止めを服用していなかったので、痛みがダイレクトにきた……（涙）。男性諸氏に生理痛はピンとこないと思います。安心（？）してください。わかりやすくご説明します。

あなたのキン〇マを力いっぱい握られていると想像してください。考えただけで身がすくむでしょう？　渾身の力で握られていて、このままではキ〇タマが潰れてしまう！　握る手を振り払おうとするが力は強くなるばかりです！　やめてくれ！　やめてくれ！　痛い！　痛い！　痛い！

あまりの痛さに気が遠くなり、やがて視界は真っ白になり意識が遠のいてゆく……。

人間のカラダってよくできたもので、耐えられない痛みを感じると脳が指令を出して意識を失うのですよ。うまくできてるもんだ！

ちなみに〇ンタマと子宮は似たようなモンです。だからキンタ〇をねじり上げられるのと、生理痛は似たような痛みです。もし「生理痛がひどい」と言う女子がいたら、あなたのキンタマ（←あ、書いちゃった）を潰される痛みを想像してください。きっと親身になれるはずです。

今なら痛みの仕組みも対処法もわかるのですけれど、当時は知りませんでした。急に激痛に襲われて気絶した。これは大変と救急車を呼びました（←　父の時とまったく別の消防署です）。担架で運ばれて救急車で病院へ向かう途中、また激痛が押し寄せて気絶した。すると心配した救急隊員の方は、どうしたと思います？

隊員：大丈夫ですか！？　返事をしてください！

バチン！　バチン！　バチン！　わたしの顔面をおもいっきり往復ビンタで叩き出したのです！　人生で往復ビンタをされたのは、後にも先にもこの時だけです！　でもビンタより生理痛のほうがひどかった！　バチバチ叩かれても平気！！　ぜんぜん痛くない！！

歯科医や外科で痛い治療をされても、わりと平気です。先生が「痛いはずだけど、痛くないの？」そう聞いてくださいます。痛いといえば痛いのですけれど、生理痛の激痛に比べたらぜんぜん平気☆

ゆえにこの時も、往復ビンタをくらいながら返事をしなかった。今は顔より子宮が痛いんだ！！

やがて波が引くように生理痛が遠のいてゆくと、今後は入れ替わりにビンタの痛さが襲ってきた！　痛い！　やめてください！

ソウ：……だ、だいじょうぶです。意識はあり……ます……。

病院へ到着した頃には痛みは遠のいて、けっきょく痛み止めを処方されただけで帰りました。その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。でも痛くて気絶したら、救急車をお願いしたくなる気持ちは理解してほしい……（涙）。

こうして３０年ほど生理痛と戦ってきましたけれど、最近は無事です。長年の読者さまはお気づきかもしれません。あんなにブウブウ言っていた生理中のスプラッタ話が、この頃出てこないことに……。

一番盛り上がっていた血祭の最中は、５分に一度トイレへ行っていました。そうでないと凄惨なスプラッタシーンが爆誕するからです。このままでは普通の生活はできない、ましてや仕事なんて無理……そう思っていましたけれど、ある時から急に量が減った。そして気づけば毎月開催されていた血祭が開催されなくなっていた。一時的なものかとようすを見ていたのですけれど、どうやら祭りは終わったみたいです。

１０代の頃から始まった祭りとのお付き合いは３年ほど前からシャレにならない量と痛さになり、そして唐突に終わりました！　終わった！　終わったよ！　血祭も終わったけれど、女としても終わったよ！！

女性として終わったのは少し淋しいですけれど、それよりあの痛さやスプラッタとお別れできたことのほうが嬉しいです！　やっと終わった！！　長かった！！　二度と来るなよ！！（怒）。

女として終わったので、今後は人として魅力的になるよう精進いたします☆　

毎月の激痛や苦労がなくなったので、１０歳くらい若返るかも♪♪♪