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083

■■小鳥遊 美晴 ’s View■■


「きゃっ!? ・・・うわーびっくりした」



 落とし穴に落ちちゃった。

 下にはクッションがあって痛くはない。びっくりしただけ。

 だけど私の手元にあるステータスカードのHPが30減っていた。



「うう、また回復させないと」



 そうして最後の魔力傷薬(ポーション)のカードを使った。

 ぎりぎりだったHPは100/100に回復した。


 ここは七試練のひとつ。

 武器棟の一部をイベント用に改装して作られたという迷路。

 その名も『チャレンジ アトランティス』。

 高天原学園の生徒たちが毎年遠征しているというアトランティスの迷宮を模した巨大迷路。

 それを制限時間の20分以内に脱出するイベントだ。


 この迷路、ただの巨大迷路ではない。

 入場時にカードが渡される。

 そのカードを消費して迷路の罠を回避しながら進むというもの。

 例えば『盗賊』のカードを使えば目の前にある罠が発動しなくなる。

 でもカードは消費されて無くなってしまう。

 だからここぞという時に使いながら進むことになる。



「あ~、あたし駄目かも。HPの残りが少ね~」


「え!? だってさっきの罠、躱したよね」


「もう魔力傷薬(ポーション)もね~し。一旦、戻るわ~」


「え? わ、私ひとり?」


「みーちゃんなら行けるよ~、がんばって~」


「あ・・・」



 そう、この迷路。さながらRPGなのだ。

 自分のHPが設定されていて0になったらゲームオーバー。

 もちろん失格。


 罠を何度か越えると経験値が手に入りレベルが上がる。

 するとHPとか攻撃力が増える。

 魔物を倒しやすくなるし罠でやられにくくなる。

 魔力傷薬(ポーション)カードはスタート地点、いわゆる拠点に戻ると2枚貰える。

 慎重にいくなら危ないときに拠点に戻る戦法が使えるわけだ。


 そうやって堅実な攻略法なら大丈夫にならないのがこの試練。

 具現化(リアライズ)を駆使して作られているそうで、なんと時間で構造が変わる。

 実際のアトランティスも構造が時間で変わるとのことで、そんなところまで模している。



「はいはーい! 生徒の失格者追加で~す! 30分間、魔力供給にご協力ください!」


「くそっ・・・あと少しだったのに!」



 迷路の途中でぱかりと壁が外れ、ゲームオーバーになった人が連れていかれる。

 なんと学園の生徒の場合、強制労働という名の魔力供給に協力する義務が課されるそうな。



「・・・がんばろう」



 ひとりになった私はおっかなびっくり歩き出す。

 響ちゃんはどうしてかよく罠を発見してくれた。

 しかも私が罠を踏んだら代わりにダメージを受けたりしてくれた。

 だからリタイアして戻ってしまったのだ。


 これ、運ゲームに見えて実際はテクニックを要する。

 たとえば罠はひっかかる前にカードを使う必要がある。

 罠が発動しても躱せればOK。落とし穴なら落ちなければ良い。


 魔物はホログラムで現れる。

 ターン制で自分の攻撃と魔物の攻撃が交互に行われる。

 先にHPが尽きたほうの負け。

 カードである程度フォロー可能なので、これも使いどころが難しい。


 でも戦闘はほとんどない。大半が罠でHPを減らしてしまう。

 だから罠を警戒して慎重に進まないといけない。

 下手なお化け屋敷よりも緊張する。



「あと少しだと思うんだけどなぁ」



 同じところをぐるぐると回っている気がしてきた。

 『左手の法則!』って響ちゃんに教えてもらった。

 よく考えると全部の道をしらみつぶしに進む方法だよね。

 時間が無くなる気がしてきた。



「ほら、そこに魔物がいるかもしれない。ちゃんと構えて」


「う~、そんな頻度でいるわけないよ~。警戒しすぎ」


「仮にもアトランティスよ? 死なないための警戒は必須よ」


「もう、それじゃ進めないじゃない。また時間切れになっちゃうよ~」



 この聞き覚えのある声は・・・。



「大先輩! ・・・と、お姉さん」


「あ、小鳥遊さん」


「あら美晴さん」



 のんびり進んでいたふたりに追いついた。

 私たちの後ろには並んでいなかったから、先に入っていたみたい。

 すれ違わなかったところをみると、どうやらこっちの方角で合っていたようだ。



「あれ、工藤さんは?」


「響ちゃんは補給に戻りました」


「うん。響さんは良い判断。本番でも生き残れるわ」



 響ちゃん、大先輩のお姉さんにお墨付きをもらいました!

 ・・・本番?



「あの、もしかして・・・アトランティスへ行ったことが?」


「ええ。3年生のときに。3か月くらい潜ったかしら」


「ええ!?」



 びっくりすぎる。現場経験者だったなんて!

 だから慎重に歩いてるんだ。納得。



「この迷宮の再現度は悪くないけど、やっぱり魔物の出現率が低いと思うの」


「本物にはもっといるんですか?」


「ええ。探索(サーチ)の魔法を使わないと危ないくらいに」


「でもここはイベント会場だよ~。時間切れになっちゃうよ~」


「恵、貴女はのんびりしてるのにそういうところの判断が甘いの」



 大先輩はお姉さんに指導を受けているようだった。

 ・・・大先輩って、具現化研究同好会に所属してるだけの一般人だよね?

 そんな探索技術、必要?



「と、とにかく進みましょう。時間がなくなっちゃいます」


「そうだよ~、早く行こうよ~」



 もう罠解除のカードはない。

 当たったら当たったで仕方ない。覚悟を決める。

 これでクリアできないなら運が悪いだけだ。



「ほら、恵。そこのブロック。見るからに色が違うから踏まないように」


「あ、ほんとだ。よく気が付くね」


「観察しながら歩くのよ。命がかかっていればそのくらい簡単」



 ・・・そこ、気付かずに通り過ぎちゃった。

 いつの間にか先頭になってる私。

 大先輩たちが後ろの方でやり取りをしている声が聞こえる。

 私が無事に通過したことは考慮されていないらしい。



「運だよね、運・・・」



 罠が発動したら飛び退く、ということを意識しながら進む。

 もはや探索でもなんでもない。

 アトランティスってこんなに孤独なんだ。怖い。


 分岐はほとんどなく、迷わず一直線に進んだ。

 何となく左端を歩いていたせいか罠にもかからなかった。



「あ」


「きゃぁ!? お、お姉ちゃん!?」


「はい! 失格です! 残念でした!」



 後ろで大先輩の悲鳴が聞こえた。

 罠、かな? 私が踏まなかったのは運が良かったんだろう。


 とにかく祈りながら進むと、いかにも最後と思わせる階段があった。

 だってゴテゴテとした装飾がされている壁に囲まれた階段なんだもん。


 その階段を上がると・・・少し広い部屋に出た。

 そしてそこにボスらしき魔物がいた。

 あ、あれ。3つの頭のわんこ・・・何ていうんだっけ?

 とにかく最後の(と思いたい)戦闘だ。


 実はこのイベント、戦闘ではやることがほとんどない。

 自動で交互に殴るだけだからだ。

 私のHPは・・・あ!?

 90、80、70・・・。

 え!? 攻撃力強い! しかも3回攻撃!

 このままじゃ死んじゃう!


 わんこはガウガウと首を振って攻撃してくる。

 残ってるカードは・・・!?

 『弓術 ―― 敵のHPを減らす』

 『土魔法 ―― 敵の動きを少し止める』


 つ、土魔法!

 ぴかっと光ってわんこの動きが止まる。

 止まっている間にこっちの攻撃が2回入る。

 ・・・倒せるの、これ?

 動き出したら死んじゃう気がする!



「ボスは1人で戦っちゃ駄目だよ~」


「あ、大先輩!」



 後ろから大先輩がやってきた。

 そうか、脱落したのはお姉さんだけだったんだ。



「私も攻撃するね」


「お願いします!」



 大先輩が加わった。

 こちらの攻撃が増える。

 わんこはまだ止まったまま。

 さっきよりも希望が見えてきた。



「もうすぐ動き出すね」


「このまま倒せそうですか?」


「う~ん。HP高そうだなぁ」



 わんこの身体がまた光って動き出した。

 また3回攻撃。でも分散されている。

 私に2回攻撃したら、大先輩に1回。

 大先輩に2回攻撃したら、私に1回。



「死んじゃうくらいならカード使っちゃおう!」



 私は弓術のカードも使った。

 どこかからか、太い矢が飛んでくる。

 わんこの首に刺さった。ギャオウ、と悲鳴があがる。

 あ、首がひとつ落ちた。



「あと少しかな?」


「お願い、倒れて~!」



 私のHPは40、30・・・うう、もう後がない。

 攻撃回数が減ったのが救いだけど。



「私ももう駄目かも~」



 あ、また首がひとつ落ちた。

 これなら何とか・・・!?



「ああー! 次で死んじゃう!」


「あ、まだカード持ってたよ~」


「使ってください!」



 大先輩がカードを出した。

 何のカードかわからないけど、状況が好転するなら・・・!



「えーと。『爆発(エクスプロージョン)』」


「え?」



 どかーん、とわんこが派手に爆発した。

 そのまま爆炎とともにわんこの姿は消えた。



「やりました! さすが大先輩!」


「えへへ」



 その部屋の先には大きめの装飾された扉。

 迷わず開けて進んだ。



「おめでとうございます! クリアです!」


「やったよ~。ようやくクリアできたよ~」


「ありがとうございます! 大先輩のおかげです!」



 大先輩と手を取り合って喜んだ。

 おっとりしてる人だけど嬉しそうだ。



「あ~、みーちゃんクリアできたね。良かった~」


「無事に突破できたのね。美晴さんと協力できてちょうどよかった」


「響ちゃん、お姉さん!」



 リタイアしたお姉さんがやって来た。

 響ちゃんまで。



「響ちゃん、死んじゃったの?」


「ん~ん、時間切れ~。奥から戻ったら駄目だーね」


「どうする、もう1回やる?」


「それだとみーちゃんの時間使っちゃう~。次いこーぜ」


「わかった。クリアできたのは響ちゃんのおかげ。ありがと!」


「チームプレイだ~ね」



 互いに頷いて笑いあった。

 私たちは次の場所へ向かうことにした。



「大先輩も頑張ってください」


「良いんだよ~。あ~そうだ。どこから挑戦してるの?」


「ええと・・・」



 私はフィールドの奥から順番にやってきたと話をする。

 攻略方法も含めて大先輩に説明した。



「美晴さん、響さん。まるで攻略方法を知っているかのようなやり方、素晴らしい」


「ええと・・・他に選択肢もなくて」


「AR値に応じた攻略方法があるの。貴女たちに理想的な手段、すごい」



 お姉さんが褒めてくれてる。

 ・・・私も響ちゃんも成り行きでやっただけなのに。



「恵。ふたりの言ったとおりAR値依存のものは簡単よ。貴女も攻略方法は同じ」


「うう、運動は苦手だよ~」


「武さんのこと、頑張るんでしょ」


「わかったよ~、やるよ~」



 ・・・。もしかして。



「あの、大先輩。もしかしてこれ、4つ目ですか?」


「うん、そうだよ~」


「!!」



 うそ!?

 私たちも4つ目。近いところからやって同じペース!?

 これ、頑張らないと負けちゃう!



「ああ、ふたりとも。私たちが聞いたのだから、残り3つの説明もしておくわ」


「あ・・・良いんですか?」


「うん、恵だけアドバイスしたんじゃフェアじゃないからね」



 私たちはお姉さんから残り3つのアドバイスを聞いた。

 大先輩がクリアしてきた方法だ。

 うん、何も知らないより攻略できる気がしてきた。


 できるかどうかわからないけど、やるしかない。

 絶対、先輩との時間を作るんだ!





 次にやって来たのは第2校舎内の大教室。

 先に入っている人たちが黙々と机に向かって何かをやっていた。

 ここは・・・筆記試験形式で何かを解いているんだ。



「高天原といえば具現化(リアライズ)! 『クイズ! 具現化(リアライズ)』のお時間です!」


「えっと・・・試験、ですか?」


「そうです、全20問の試験を受けてもらいまーす。9割正解で合格です! 学外の人向けの試験なので安心してください」


「え~、あたし、記憶力悪ぃ~のに」



 響ちゃんがぶつぶつと文句を言う。

 そりゃそうだ、学園祭に来て試験なんて。



「うちの学校が他と一線を画すことが具現化(リアライズ)! これを知らずして闘神祭から帰るなんて勿体ない!」


「ええー・・・」


「ちなみに事前学習のための展示は学内にあります!」



 そういえば。通りがかった教室内の展示。

 よくある社会科の調査発表かと思ったら、具現化(リアライズ)に関することだった。

 そこから問題が作られているんだ。


 予備知識がない私たちに・・・あ、予備知識があった。

 そう、私たちは具現化研究同好会。

 過去の著名な具現化(リアライズ)などは大先輩がまとめた冊子があった。

 先輩と勉強していない時期はよく部室内の資料を読んでいた。

 ずぶの素人よりは知っている・・・と思いたい。



「響ちゃん、やるだけやってみようよ」


「えー、怠ぃーなぁ」


「適当な席に座ってください。テクスタントがセットしてありますのでそのまま受験できます」


「は、はい」



 私たちは前側の席を選んで、ふたり並んで座った。



「あたし落ちてもみーちゃんは頑張んだよ~」


「響ちゃんもやるだけやろう!」


「ん~、わかった~」



 やる気がなさそうな響ちゃんに発破をかける。

 これで何もできないと所属の部活名が泣いてしまう。

 ・・・それに大先輩は突破したんだろうから!



「・・・くー、わっかんねぇ」


「諒、静かに受けなさいよ」


「・・・あ、御子柴先輩と花栗先輩」


「や、小鳥遊さん、工藤さん」


「・・・難しいんですか?」


「わからないわ。3回目でもぜんぜん解けないもの」


「ええ!?」



 3回目でもクリアできないなんて。

 そんなに難しいのかな。

 ・・・とにかくやってみよう。


 私はテクスタントに触れた。

 眼の前に画面が展開される。

 『クイズ! 具現化!』と銘打って派手な演出が出てくる。

 某クイズ番組を模しているのでちょっと面白い。


 『第1問! 具現化で世界戦線を支えた人たちから問題です! 大惨事直後、アフリカ大陸から欧州への世界戦線を支えた英雄を答えてください』


 あ、これ。大先輩の『世界戦線特集』に載ってたやつだ。

 ええと・・・ヴィルヘルム・クロフォード!


 『正解! よくできました!』


 ぱーっとポップな演出で正解を祝福してくれる。

 これも某番組のようだ。


 『第2問! 同じく具現化で世界戦線を支えた人たちから問題です! 北米の世界戦線を支えた英雄はエミリオ・ウィンストン。彼が使っていた固有能力は何でしょう』


 あ、これも『世界戦線特集』のやつだ。

 ええと――



 ◇



 『――正解! よくできました!』


 20問中20問正解!

 まさかの満点だ!



「やったぁ!」


「おめでとうございます! 素晴らしい、満点合格! よく勉強していらっしゃいますね。スタンプをどうぞ」



 これで5つ!

 時間は・・・もう15時15分!

 あ、響ちゃんは・・・。



「あ~。18問、ぎりぎりだ~」


「やったね!」


「みーちゃん、何とかなったよ~」


「うんうん、頑張った! 大先輩の作品のおかげだね」


「んだね。大先輩、ライバルだけど感謝だ~」



 思わずハイタッチする私たち。

 と・・・横から黒いオーラを感じて振り向いてみると。



「・・・諒、どうだった?」


「・・・8点」


「私、6点」


「毎回、問題は変わるけど・・・どれもわからない」


「難しすぎだろ、これ。4回目だぜ?」


「前のふたり、さすが具現化研究同好会ね・・・初見突破なんて」


「展示で予習してくりゃ良かったな・・・」



 とても黒いオーラを出しながら机に突っ伏しているふたり。

 ・・・気の毒だけど。これも競争だから。



「あの。お先に、失礼しますね・・・?」


「がんばって~」


「おう。・・・あ、そうだ。小鳥遊、工藤」



 私と響ちゃんが次へ向かおうとすると、御子柴先輩が呼び止めてきた。



「お前らふたり、武の部活の後輩だよな?」


「は、はい」


「あいつ、3年になってからあまり自分のこと話さなかったからさ。部活で後輩がいたなんて初耳なんだ。君らは部活であいつに惹かれたの?」


「部活に優しく勧誘して迎え入れてくれたんです」


「あー、むっつり先輩はあたしらの面倒、よく見てくれたかんね」



 ふたりの先輩は先輩のクラスメイトだった人。

 2年間も傍で過ごしたんだから、私たちよりも付き合いは長かったはず。

 私たちとの関係が気になってるんだろう。



「そっか。あいつ、部活で後輩がいるなんて言ってなかったからな」


「私たちと縁を切ってた間じゃない?」


「そうかも。うーん、とすると・・・俺たちと同じくらい、武と交流してるわけだよな」


「あ、そうかも」



 縁を切っていた?

 そういえば顔合わせをしていたときにそんなことを言っていた覚えが。

 そっか、丸々2年間の付き合いってわけじゃないんだ。



「先輩、謎が多いですよね」


「そうね。いつも何か隠してる感じだったし」


「え? そうか?」


「・・・諒、あなた、観察していなさすぎ」


「そんなことないだろ、俺は武と親友だぞ!」


「・・・ふふ」



 また笑いが漏れてしまった。

 そう、先輩はやっぱり先輩なんだと思ったから。


 こうして私と響ちゃんは5つ目の試練を終えた。

 時間的に次が最後。

 高天原の人たちとはすれ違っていないから・・・きっと大先輩との勝負だ。


 負けられない、早く行かないと!

 先輩、私、頑張ってます!





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