ラブコメなんて聞いてません～ニート占い師みゆき～

序章

タロット堂

カウンターで珈琲を淹れている隼人

何がうれしいのかニヤつきながら

私を見ている・・・

気にしたら敗けだ

顔がひきつるのはしかたない

目線を用意された

モーニングプレートへ向ける

ホカホカのプレーンオムレツ

香ばしいトーストには

ナッツと蜂蜜が添えられている

コトン、豆乳ラテがさらに追加された

いやな予感がする、好物ばかりだ・・・

いつもは売れ残りの

トーストと珈琲が関の山・・・

それでも

ごく潰しの私にありがたいのだが

「はやく食べて☆」

私はたまに彼が恐ろしい