第2話
学校が始まってしまうとなかなかこうしんできないー(´;ω;`)
読んでくれた人は、ダメ出しでもいいですので、一言いただけると嬉しいです。
酉の刻、自分の屋敷に戻った陽葵は、父親の弘蔵と話していた。
「今日、賀茂秋貞という人にあることがあって助けられたんだけど、知ってる?」
「かっ、賀茂秋貞様と会った~?!」
父さんが異常なほどの反応を見せた。
「そ、そんなすごい人なの・・・?」
恐る恐る聞いてみる。
「すごいもなにも、あの、賀茂家の跡取りだぞ!?大天才陰陽師の!!」
「えっっ、えーーーーーーーー!!」
(私、そんなすごい人と話したの!?)
「わしだって、御祭りのとき1度しか顔をはいがんしたことがないというのにっ!」
思いっきりにらまれてしまいました。会いたくてあったわけじゃないんですけど。あえてよかった?けどさ。
「して、助けられたとは?」
聞かれたくなかったところをついに突っ込まれました。
「それは・・・」
ことの顛末を洗いざらい話しました・・・
「善則め・・・うちの可愛い娘、いや息子に・・・破廉恥な!!!」
珍しく私のことで父が怒っている。なんだかうれしい。
「まあ、賀茂秋貞様がきっとくぎを刺してくれているだろう。心配はない。」
「そっか。良かった。」
あ、そうだ。あれを父さんに聞こうと思ってたんだ。
「父さん、星の塔って何?」
「星の塔は秋貞様のお住まいだ。あそこで、妖怪を退治したりされている。めったに外に出ないらしいがな。」
「外に出られないの?」
「面倒ごとが嫌いだそうで出仕は月3回。そのときもらった仕事はその日に片づけるのが、秋貞様のやり方だ。」
・・・てことは。私はそのうちの1回に遭遇できたってこと?ラッキーガール?ラッキーボーイ?
その前の嫌な出来事はすっかり陽葵の頭から抜けていた。ずいぶんな能天気さだ。
(またあえるといいな。技をみせてもらいたい・・・でしにしてもらおうかなー)
などと考える陽葵だった。
読んでくださりありがとうございました。