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女陰陽師   作者: 葉月
第2章 奪われの陰陽師
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エピローグ

 安倍邸に一通の手紙が届く。

 弘蔵は手紙を手に取り、読む。


”御所に来られたし。安倍家縁者すべてをつれ、明日までに来るように。”


 短い2文の手紙だった。

 弘蔵は真っ青になり、安倍家縁者にこのことを伝えに都中を駆けた。


 弘蔵は翌日、安倍家縁者自分と陽葵を含む5名をつれ、御所に向かっていった。


*  *  *


「ひーなーたー」


 秋貞は安倍邸に着くなり、勝手に陽葵の部屋に入って行った。

 見渡して誰もいないことが分かった秋貞は母屋に置いてあった一枚の文に気が付く。


”秋貞様、今までご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。お上に私のことがばれてしまったようです。御所に行ってきます。もう、きっと会うことはないでしょう。ありがとうございました。さようなら、仲間だといってくれた秋貞様!!”


 そう書かれていた。

 陽葵に何もしてやれなかった自分を秋貞は悔やんだ。

 悔やんでも悔やみきれないほどに。



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