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女陰陽師   作者: 葉月
第2章 奪われの陰陽師
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第6話

最近、PPAPにはまっています。皆さんはどうですか。最近というより今日はまったんですけどね(笑)。

 都に戻ってきた秋貞と陽葵達一行。強行軍で夜どおし歩いていたため、さすがの陽葵も秋貞もへとへとだ。訓練された従者たちはもっとふらふらしている。この状況を見ると、なんて体力を陽葵と秋貞はしているんだ・・・と思ってしまう。


 秋貞と陽葵はとりあえず、分かれ、秋貞は星の塔へ、陽葵は自分の屋敷へと向かっていった。


*   *   *


 陽葵は屋敷に戻る道中、怪しげな男とすれ違う。

  -正次だ。

 陽葵は正次は安倍の屋敷にいると思っているので気にせずにずんずんと歩いていっていたが。

  

 このあと、陽葵と正次がすれ違った場所あたりの海の波が氾濫するという事件が起こった。

 

*   *   *


「父さまー、帰りましたよー。正次が来ているんですよね?久々に会いたいです。」

屋敷に入るなり、大声で正次を探し始める。すると向こうから父、弘蔵が歩いてくる。

「正次は屋敷に泊めておらん。何か、信用できないような雰囲気の男になっていた。昔のような無邪気な顔は一切残っていない。だから家に置いておくのは不安だったから、外に泊まってくれるよう促した。だが、一刻もせぬうちに返したばかりだ。すれ違ったりしているかもしれん。」

 正次に会えないのを残念に思ったが、この父がそう言うのならしょうがないという気持ちであきらめた。

「もし、すれ違ったりしてても気づくことなんてありませんよ。会わなくなってもう10年経つんですから

。」

「それもそうだな。」

と2人で話しながら笑う。はっはっは、という弘蔵の笑い声はとても気持ちがよくなるようなものだった。

 弘蔵は、

「今度からは勝手に出かけるのはやめてくれ。」

と陽葵に注意してその場を立ち去ろうとした。が、あることを思い出し足を止めた。

「これをお前に、と正次がおいていった。ひもが付いているから首にかけておくといい。お前に渡すのは不安だが大丈夫だろう。」

 そう言って取り出したのは先程正次からもらった翠玉だ。

陽葵はこの翠玉が醸し出している変な空気をなんとなく感じとることができた。だが陽葵は無視することにした。体に害を与えるものではないと直感的に判断したからだ。

 さらにそんな変なものを正次が渡すとは思えなかったから。


*   *   *


 秋貞たちは星の塔にたどり着き、従者たちはへとへとになって各々の部屋に引っ込んでいった。

 秋貞は大海に言った時の出来事やこれまであったおかしな出来事。例えば正次のこととか。急に現れて陽葵を奪おうとした。全く許せん。

 ごほん、話がそれましたね。

改めて。

 秋貞は大海に行った時の出来事の一つ一つを鮮明におもいだしながら、これからどのようにするか対策をもくもくと考えていた。

次回も早めにお届けできるように頑張ります。

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