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女陰陽師   作者: 葉月
第1章 出会いの陰陽師
20/45

エピローグ

これで終わり。

いつもアクセスしてくれている方ありがとうございます!!

これからも女陰陽師よろしくお願いします

 日本に戻った幸世姫は帝と無事、三日夜の餅を済ませ、晴れて女御となった。

 左大臣はニコニコ顔でお礼を陽葵と秋貞に言う。大層な品を2人に渡した。陽葵と秋貞はお礼の量にただただ苦笑いをするしかなかった。


「よかったですね、すべて終わりましたよ。善則様、安らかに眠ってくださいね。今度こそ、人間として生まれ変わって堂々と幸世姫様と恋をなさってください。」

 空に向かって陽葵は告げる。善則に対する哀れな気持ちから、もう恐れを感じなくなっていた。

 

「なあ陽葵。」

「はい。」

「お前の夢は何だ?」

「私の夢・・・ですか?」

うーんと考える。

「そうですね。女でも日本中から陰陽師として認めてもらうことと、女性が働ける国にすることです!」

「そうか。・・・じゃあ、明日からも俺と一緒に星の塔で働くか?」

「え、いいんですか!!」

「だって仲間なんだから。」

「秋貞様にそう言ってもらってとっても嬉しいです。ありがとございます!!明日からもよろしくお願いします!」


 秋貞と陽葵は仲良く星の塔に入って行った。

 

*   *   *


「父様っ!私、明日から本格的に仕事をしてもいいことになりました!!」

 陽葵は久々に姫装束をまとい、久々に父と会っていた。

「そうか。よかったな陽葵。・・・?!星の塔で働くッッ!!?」

驚愕の表情を見せた弘蔵は見せた。

「秋貞殿と働くということか。・・・わが娘ながらずるい。秋貞殿と言えば雲の上の存在・・・!!うらやましいっ陽葵めーーっ!このっ。」

「わ、やめてくださいよ。頭を撫でまわさないでください!!鬘が外れちゃいます!!」

「すまない、つい。忘れてはいないと思うが浮かれすぎて、秋貞殿やほかの者たちに正体がばれんように気を付けるんだぞ。」

 弘蔵が念を押す。

「あ、そこは大丈夫です。秋貞様にはとっくにばれてますから。それでも一緒に働くといってくれたんです。とっても心が広いですよね!って、父様?大丈夫?」

 弘蔵は座ったまま横に倒れて石化していた。


                                           end

とりあえず1章最終話!よんでくれてありがとうございました!

明日からは番外編を何本か。

そのあとは2章にはいります。

秋貞と陽葵はこれからどんどん発展していきます!!よろしくお願いします!

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