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~楽しいゴールデンウィーク~その1

就学以来初のゴールデンウィーク♪

私たち 城常院(きじょういん)家は静岡県に行きます。

待ちに待った「ゴールデンウィーク」になりました。今年は城常院(きじょういん)家で 静岡県にある、城常院財閥の企業の一つである豪華なホテルに泊まることになっています。城常院(きじょういん)家には、お父様が自分で運転するベンツの車と、私とお兄様の通学用のBMWの車があります。

お父様とお母様は、お父様の運転する車で、先にホテルへ向かいました。ホテルのサービスをチェックするお仕事を兼ねています。その後、私とお兄様は、高尾の運転する車で東名高速道路を(くだ)り、静岡県に入りました。一般道に()り、海沿いのバイパスを通ると、広大な駿河湾(するがわん)がみえました。そして、私たち兄妹は、お父様のお仕事が一段落するまで、潮干狩りを楽しみました。


まだ潮が引きはじめたばかりの時に干潟に着きました。私とお兄様は、汚れても良い服に着替えて、長靴を履きました。まだ6歳でしたので、女の子なのに駐車場で着替たりしても平気でした(笑)

そして、私たち兄妹は潮が引いたばかりの干潟を掘り、事前にお父様が教えてくれた方法のおかげで、大漁でした。ちなみに、執事の高尾は、売店でコーヒーを飲みながら車を見張っていました。

「お兄様。もっと沖に行ってみましょう」

「気を付けるんだぞ」

「は~い♪」と言って、私は巨大な水溜まりで遊びました(^-^)

もちろん、転んだりもしましたが、汚れても良い服に着替えていたので、お母様にしかられることもありません。とても開放的な気分でした。(^-^)

そして、干潮の時刻が過ぎると、私たちは駐車場に向かいました。全身ずぶ濡れの私を見て、お兄様と高尾はとても驚いていました。

高尾「お嬢様…そのお姿は…」

私「ちょっと、派手に転んでしまって」

お兄様「ちょっと……なのか?」


とりあえず、私はシャワー室で着替えました。シャワーを浴び、シャワー室の前で お兄様と高尾にふわふわのタオルで体をふいてもらい、普段着に着替えました。そのとき、自分のお腹が意外とぽっこり出ているのが気になりました。まだ6歳なので幼児体型なのですね(^-^;


こうして、楽しい一日が過ぎ、ホテルへと到着しました。ホテルの正面玄関脇には遠方(えんぽう)からの宿泊客の名前が(かか)げられており、その中央に堂々と「東京からお越しの城常院家御一行様」と書いてある札が見えました。

やはり城常院家はすごいな♪と思いました。

荷物はポーターさんが部屋まで運んでくれました。私たち兄妹の部屋は、お父様とお母様の部屋の隣です。どちらも最上階の展望(てんぼう)スイートルームです。そして、私たち兄妹の世話は全て執事の高尾が担当なので、高尾は護衛を兼ねて部屋の入口付近の部屋で寝ることになりました。

地下一階のレストランで夕食を食べ、私とお兄様と高尾は大浴場に向かいました。もちろん、女の子が一人だけでは危険なので、私はお兄様たちと一緒に男湯に入ります。

このホテルは、スーパー銭湯の機能も兼ねているので、お風呂がとても広いです。洗い場はもちろん、緑茶風呂、紅茶風呂、ミルク風呂、温水プール、ウォータースライダー、水風呂、塩サウナ、フィンランドサウナ、ゆずサウナ、高温サウナ、露天風呂、後衛門風呂、クーラーサウナ、電気風呂…等 数十種類のお風呂があります。サウナにはテレビも付いており、おじさんたちがゴロゴロくつろいでいました。

私は、お兄様と高尾に体を洗ってもらい、髪の毛も洗ってもらいました。シャンプーの泡が目に入らないようにシャワーをかけてもらい、そのあと、リンスをしてもらいました。ホテルのリンスは、とてもこだわっているので、男湯なのに 私が普段使っている物くらいに高級でした。

そして、私はまず温水プールで泳ぎました。水温は38度と少しぬるめで、熱いお風呂が苦手な私にはちょうどよかったです。お兄様に手を引いてもらい、ばた足をしたり、クイックターンの練習をしたりしました。私とお兄様は水泳を習っていることもあり、泳ぐのは大好きです。

しばらく泳いだあと、ミルク風呂に入り、紅茶風呂に入り…と 様々なお風呂やサウナを巡りました。そして、電気風呂ではビリビリとなり、水風呂に飛び込んだら冷たくてビックリしました。

最後はクーラーサウナで水滴を落としてから更衣室へ向かいました。お兄様と高尾は、私の体を優しくふいてくれました。そして素敵な浴衣に着替えて、隣のお部屋でワインを飲んでいるお父様とお母様に「お父様、お母様 御休みなさい」と挨拶をしてから部屋に戻りました。お兄様とミルクを飲み、ふかふかのベットに入りました。とても疲れていたのか、すぐに眠ってしまいました。

こうして、とても楽しいゴールデンウィークの初日が終わりました。

明日も楽しみです♪それではごきげんよう。

あ~あ疲れましたわ♪

でも、とっても楽しいです。お兄様も高尾もとても優しくて、何一つ不自由することはありません。

これからも楽しい日々が続きますように♪

続きをお楽しみ下さい。

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