表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

第5回


「新しい生活には新しい名前を!と思って、君に「ロボ」って名前をつけたけど、私のことは何て呼んでくれるのかな」


斎木がロボに話し掛けた。

ロボが新しい生活を始めて、3日目のことだった。


「妹さん、ではどうでしょうか」


「君の母親はわたしの姉だけど、私は君の妹ではない!」


「ややこしいね」



「「斎木」でいいだろ。ここの皆はそう呼んでるんだから」


『つまらないもの』としてまんじゅうをもらった高瀬がひとりで食べきれる量じゃないといって、リビングに持ち込んでいた。

3人分のお茶を淹れて、間食を楽しんでいる。



「私のことはマスター、と呼ぶのはどうだろうか」


「犯罪の匂いがするな」


斎木の突飛な提案を高瀬が一刀に伏したが、斎木は気にするでもなく、ロボの反応を伺った。


「名前で呼んじゃダメですか?」


「面白味がないかなあ、と思って。雰囲気も出るし。あとドリームだからです。おとこの」


「おとこの!……じゃあ呼ばなくてもいいんですか?」


「だ、だめです」



「面倒なやつだな斎木」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ