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第13回
「誕生日おめでとう!ロボ!」
12月25日、一軒家で住人すべてが集まり、手作り感あふれるクリスマスパーティーが開かれた。
「自転車だー!」
「練習しないと乗れないから頑張れよ」
「はやく補助輪取れるように、一緒に練習してあげるよ」
高瀬が笑顔で話し掛けた。自転車はシェアハウス全員からの、ロボへのプレゼントだった。
「ありがとう!」
真っ赤な自転車を見て、ロボは嬉しそうだった。
学校で友人が出来たロボは、兼ねてから遊びに行くのに自転車が欲しいと思っていた。
「あとこれ、私から」
斎木が取り出した機体にはPS4と刻印がされていた。
「ほ、ほんとに…」
ロボは本当にもらえると思っていなかったプレゼントに驚いた。
「ちなみに本体もソフトも全て手作り!あ、ソフトは本体に内蔵されております!」
「……」
「天才でよかったー。わたし」
「……あ、ありがとう」
ロボは複雑な感情を胸に閉まって、プレゼントを棚に置いてしばし見つめた。
「僕からもみんなにプレゼントがあります」
そういってロボはキッチンに向かい、冷蔵庫や棚から手料理を取り出した。
シェフ顔負けといってまったく過言ではない出来だった。
「ロボ…。おまえ、バージョンアップ早くない?」
「インテル入ってます」




