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第12回
斎木が台所でコーヒーを沸かし、高瀬が夕飯を食べている。
前者は起きたところ、後者は帰ってきて寝るところである。
フリーランスで夜型の斎木と、会社員で朝型の高瀬は生活時間帯が反転しているが、この時間帯によくリビングで遭遇した。
一軒家のシェアハウスには、キッチンが1つしかないのだ。
「なあ斎木」
「うん」
「ロボはロボなのに、学校に行けるんだな」
「うん?ロボはとても賢いほうだよ」
「いや、そうじゃなくて…機械が学校に通えるなんて聞いたことないからさ」
「何を行ってるんだお前は」
「え」
「ロボが機械な訳ないだろ」
「だって、おまえ、最初っから「ロボです」って紹介したじゃないか」
「ただの愛称だ」
「えー」
「夢見がちだね君は」
「あーちょっと殴りたい」
「お断りします」
「俺はお前を思い切り殴りたいです」
「お断りします」




