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第10回
「わあパソコンが起動しない!」
システムエンジニアを生業にしている斎木にとって、それは生死に関わる事態だった。
慌てて色々と試してはみたが、うんともすんとも言わない。
ひとまずコンセントを抜いて、プラグを手に持ちながら部屋の中をうろうろ歩きまわった。
「どうしたの斎木」
騒ぎを訝しく思って、ロボが部屋に入ってきた。
「ああロボ!いいところに!」
プラグを持って斎木がロボに駆け寄る。
「行くぞ!コネクトォ!」
叫びながらロボの鼻にコンセントのプラグを刺した。
「……」
「……ごめん」
「ううん。お仕事たいへんだね」




