私4 保健室登校予備軍
保険の先生で男の人はあまりいませんよね
『私』4 保健室登校予備軍
牛乳事件から私は、机を投げ飛ばした女というレッテルを貼られた。
そこから、クラスどころか、学校全体でおかしな女と認識されるようになった。
そんな私にとって、保健室は、外敵の存在しない、安全で、安心な場所だった。
ただ、保健室の先生は、入り浸る私に、毎日毎日話しかけてきた。
私は先生の言葉には一切耳を傾けず、保健室に置いてある漫画を、ひたすら読んでいた。
正直鬱陶しかった。
でも、ある意味、先生の存在はありがたいものでもあった。
学校での自分の状況を、少しでも忘れられる気がしたから。
興味なんてないのに、先生の話を聞く事は、いつの日か私にとって鬱陶しいものから
安らぎへと変化していった。
ある日、先生のところに一人の男の子がやってきた。
慌ててカーテンを引き、ふとんへと潜り込む。
カーテンの先の男の子が、あそこに誰かいるのかと尋ねた。
先生は、保健室の妖精だと答えた。
その言葉で、顔が熱くなった。
胸が突然、締め付けられるかのような、苦しみを感じた。
キュンとするといった表現が一番近い気がする。
男の子が去った後、先生に私は初めて話しかけた。
何故、私が妖精なのかと。
先生は笑顔で、君も妖精も、あまり変わらないと答えた。
妖精も、君も、癒しをくれるから、と。
思わず手元にある枕を先生に投げつけた。
ボスンと音がして、先生の驚きの声が聞こえた。
そのあまりにも子供っぽい反応に、思わず笑みがこぼれた。
明日も来よう。
そう思った。
話が少しだけ繋がってきましたね




