表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

どうでもいい会話文

時代錯誤

作者: うわの空

「おむすびころりんって童話を知ってるか」

「ああ、あれだろ。かいつまんで言うと、おじいさんが斜面におむすびを落としちまって、ころころ転がるおむすびを追いかけていったら、ネズミの住んでる穴に落っこちるって話だろ」

「かいつまみすぎだが、まあいい」

「で、それがどうした」

「変だろ」

「なにが」

「普通、地面におむすび落とした段階で諦めるだろ。汚いだろ。食べられないだろ。腹壊すぞ。しかもそんな、ころころ転がったおむすびなんて」

「…。」

「つまり」

「なんだよ」


「おじいさんのおむすびは、包装しているおむすびだったということだ。恐らく、コンビニで売ってるようなビニール包装の」


「…。」

「じゃなきゃ追いかけないだろ、普通」

「…。」

「どこのおむすびだったんだろうな。ローソンかな。それともファミマ?」

「時代錯誤にもほどがあるだろ」

「三角のは転がりにくそうだから、丸いやつかな。チャーハンおむすびとか」

「…じゃ、チャーハンおむすびだったってことでいいんじゃないか」

「なんだよそのあきれ果てたような口調は」

「別に」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ネタが良い。 基本的に作者は、俺と同じアイデア型の作家であり、ネタが面白い物を書く素質を持っている。 [気になる点] しかし、前にも書いた様な事で少し口説い様な気もするが、俺は君の事が好…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ