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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
1章:信仰と想像の寓話
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【総取りの証明】

【総取りの証明】


 勝者は全てを得る……と伝わる魔剣があった。


 その魔剣は、かつて土地を奪い王国を起こしたとも。

 知識を奪い賢者となったとも、信仰を奪い神となったとも。

 あらゆるものを奪ったのだ、と。

 そう伝わっている。


 しかし、その魔剣が奪えないものがあった。

 それは、見えないものだったそうだ。

 土地を奪った国の中に、ひっそりと信仰が根付いていたように。

 知識を奪った賢者が、高弟の一人に出し抜かれて賢者の地位を失ったように。

 神と呼ばれたが、唯一に成れなかったように。


 見えないものとは、いったい何を指していたのだろうか?

 知識? 信仰? それとも命?

 噂と共に囁かれる予想だが、しかしきっとそれは美しいものだったに違いない。

 何故なら、この魔剣を探し求める者はこう思う。


 ――きっと、この魔剣に奪えないものは何もない。


 だって。

 魔剣が奪ったものは、すべてその時は見えていたのだから。




 ~~~~~~~~~~~~~~~


 あらゆるものを奪う、と伝わる魔剣。

 王が土地を奪った槍だとも、知識が込められた短剣だとも、

 あるいは信仰を収める祭具とも伝わっている。

 次には、どのような形で姿を現すのだろう。


 ~~~~~~~~~~~~~~~



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