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魔剣蒐集録Ⅱ  作者: 健康な人
1章:信仰と想像の寓話
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【預けられる信仰】

【預けられる信仰】


 信仰は、目に見えない。

 これはもはや常識と言っても良い。


 しかし、魔剣は見える。

 勿論、神も見える。

 こちらは、間違いなく常識である。

 故に、賢い神官は考え付いた。

 ――つまり、信仰も見えるようにしたら良いのでは?


 そして、神官は硬貨に神殿を意味する文字を掘った。

 しばらくして、神官は気づいた。

 適当に作った筈の文字が、

 神官が信じる神と同じ意味となっていたからだ。


 その重さに耐えられなくなった神官は、跪き祈った。

 ――どうか、この文字が軽くなりませんように


 神官の様子を見た神は、こう言ったそうだ。

 ――それは、そこにあるのではないのか?


 神官は神に祈っていたが、恐れていたのは文字だった。



 ~~~~~~~~~~~~~~~


 とある神官が作り出したとされる、「神」を意味する文字……に見える魔剣。

 神官は、最後まで気づくことがなかった。

 この魔剣が最も最初に切り分けたのが、己の信仰であったことを。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


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