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7章
僕の指が鋭く尖る。キリキリキリキリと肌の攻撃色が強くなる。本屋の店長を殺す!そう意気込んで本屋の店長の喉に喰らいつく。店長はじたばたするがそこで論子が店長の腹にかぶり付く。
「苦しいだろう? でもね香子はもっと苦しい思いをしたんだよ? てめえの汚えつらを拝んだっていうなあ!!」
言わんとしてることは分からなくもないという表現があるがこれはなんにもわからなくなくない。
「言わんとしてること、分かるねえ空子」
あんたは分かるんだ。
「論子はねえ、分かるからねえ、ビームソード?を腹に!」
腹にねえ、それ単なる果物ナイフだから。