4/22
4章
実に疲れる。実に疲れる。
論子も香子もあともう一人いる、いとこの女も
僕に勉強を教えろという。そいつらが頭脳派じゃなく僕が頭脳派なのは百聞は一見に如かずだがこうも知能に差があると猿の相手をしてる如くだ。だがその瞬間、いとこの腕が吹っ飛んだ際には世の中そんな簡単じゃねーと思ったな。
「急いでケアルだ!!」
そんなufoジョークを聞いたからには急いで逃げる頭が働くのだった。
「どいつがやった?!」
と香子。
「空子!!来いっ!!」二人も逃げるぞ!!」
妖魔だ。我々の人生、ジ・エンドかな。その瞬間空子の頭から黒い妖気を見た際にはufoジョーク以上の驚きを得たのだった。