エロゲ世界 登場人物(第1章~第2章)
〈ネタバレ注意〉
・本文で語れなかった出来事や裏設定を含む場合あり。
・キャラデザが入る場合があります。もしも見たくない場合は表示設定の操作をしてください。
・まだ出ていない設定などもあるので注意。
・柚木友理
本作の主人公。元大学生の男でTS転生者。
メインヒロイン柚木秋穂の妹。高校1年生。
前世でプレイしたエロゲ『ヴァルダン』に登場する大好きなヒロイン、彼女たちを原作の主人公に渡してなるものかと暗躍し続けていく内に予想外の真実を知ったりもしたが、今日も元気に原作主人公の動向を監視している。
同じ転生者である明日奈のことは、当人が想像しているよりも友理にとって大事な存在。自分の本音を語れる唯一の相手としてずっと友人でいたいと思っている。
家事スキルは同年代でも高めだが、実はかなりの音痴。前世の時からわざとやっているのではと疑われている。――「わざとじゃありませんって先生!!」。尚、合唱コンクールでは基本的に口パク。
元男だからか女の子らしい格好は少し苦手で、ラフというかシンプルな服ばかりを着ている。
将来使えるようになる異能が弱いことに悩み、ゲームにある有料コンテンツの1つに柚木友理の異能超強化があることに目を付けた。そして失敗してなんぼだとメチャクチャな方法を試した結果、ソロモンが契約したと言われる72体の大悪魔に由来した能力を使えるようになる。
[異能]悪魔従えし魔導王
悪魔に関係した72種類の異能を扱える力。
常時発動型と任意発動型に別れている。
・原作の柚木友理
攻略キャラではないただのクラスメイト。
“秋穂ルート”に入るといろいろ深く関わってくる。何だかんだ言って姉の幸せを願っており、姉に相応しい人物かゲームの主人公を試すようなことをしてくる。
ギャルっぽさがあり、オシャレにこだわりがある。
異能は『器用貧乏系異能』で、掠り傷まで治す、静電気を出す、普通のアリを召喚するなど、様々な異能を使えるがどれもこれも微妙。
・香坂明日奈
ゲームの主人公、香坂拓也の義妹。高校1年生。転生者。
母親の再婚によって香坂拓也と同い年の義兄妹となり、初顔合わせで元女子高生(少しオタク)だった前世の記憶が蘇る。その後、混乱して病院送りに(黒歴史)。
アニメから『ヴァルダン』のことを知り、後にエロゲだったことにショックを受けたことが原因で事故死した過去を持つ。
押しキャラであった柊小夜と親しくしていたところ主人公と遭遇。利害の一致から協力関係となった。
主に友理の相談役&義兄へのスパイ&ツッコミ役が仕事だが、本音ではもっと自分を頼って欲しいと思っており、友理のことは限りなく親友に近い悪友という関係がしっくりきている。
原作主人公である義兄の呼び方は「兄貴」。
[異能]異能物質作成
友理と同時期に原作から変化した異能。
自身の体力と精神力を元に、特殊な力を持つ武器や道具を創り出せる。
基本は短時間しか持たないアーティファクトしか創れないが、条件さえクリアできれば半永久的に持つアーティファクトを創造することも可能。ただし、死ぬほど疲れる。
・原作の香坂明日奈
ブラコン気味の妹属性過多な少女。優しい兄と血が繋がっていないことを意識し始めて時折暴走することも。
関係に悩みつつも結婚を目指してグイグイとアタックをする。
義兄の呼び方は「お兄ちゃん」。
異能は『物質作成』。体力と精神力を元に、様々な武器や道具を創り出す
・香坂拓也
エロゲ『ヴァルダン』の主人公(攻略者)。
特別特徴のある容姿ではないが、元来の気質から第一印象はいい。高校1年生。
誰にでも優しく、知人・友人・家族を困らせる者に対しては戦闘的になる。
義妹である明日奈の話に良く出てくる柚木友理に興味があったものの会わせてもらえず、高校になって初めて会った。模擬戦で負けたことで興味が強まる――が、滅多に関わろうとしてくれないので最近は意地になりつつある。
人並みに性欲はあり、スパイでもある明日奈にお宝本を全て把握され、その情報を主人公に握られている。少しでもエッチな話題や状況になると主人公が様々な手段で妨害してくるので戦々恐々の毎日。
明日奈の思考誘導によって、原作よりも男友達は多め。
[異能]多重異能複写
5つまで他人の異能をコピーし、ストックできる。ただし、能力制限あり。
柚木友理のような複数の異能が1つにまとまったタイプはコピーできない。コピー条件は人により違っており、“同じグループに所属”“握手する”という簡単なものから、“体のどこかに口づけ”“異能勝負に勝つ”などの難しいものまである。
コピーした異能は同時に使用することも可能で、使用者の戦い方が勝敗を分ける。
・柚木秋穂
柚木友理の1つ年上の姉。高校2年生。生徒会所属。
度重なる友理の負傷とスキンシップによって、約10年間で重度のシスコンになってしまった。友理自身も少しだけそれを自覚してる。
原作ではゲームの主人公である香坂拓也のことを初めて会った時から気にしていたが、現在は良くも悪くも興味が無い。もしも、妹に手を出したら生徒会権限の発動すら視野に入れる。
包容力のあるお姉さん系の美人で、涙腺が崩壊しやすい性格。
主人公の勧めもあって健康管理やバストアップ体操をしたことにより、原作に比べてスタイルが良くなった(ワンカップ胸が大きく)。
主人公が好きすぎて、最近では同性婚や近親婚がOKの国について調べたりしている。
[異能]守護聖神官
護りと回復を司るヒーラー系統の異能。
結界を張ったり、仲間を回復させるのに特化している。
物語の展開の関係で未だにお披露目できずにいる(涙)。
・小谷凛子
友理の初めての友人。高校1年生。友理とは小・中学校が一緒。
異能を使った模擬戦が好きで、時間があれば対戦相手を探している。
非常に元気でポジティブな性格であり、誰とでもすぐに仲良くなれる。
幼い頃からの主人公による思考誘導で合気道や柔術の教室に通っていた経験と、友理を相手にした実践から最初のイベントを阻止することに。
友理がコーチをしたからか、原作よりもかなり強く、咄嗟の命令に反射で従ってしまう。犬か。
アルカの次にマルコと仲がいい。
[異能]気功術
気を操ることができる。シンプルだが使い勝手がいい。
自身の肉体の強化や常時回復などに加えて、気を圧縮して遠距離の相手に飛ばすことや、気によって作られた巨大な腕を操ることが可能。
・柊小夜
明日奈の初めての友達。高校1年生。クラス委員長。明日奈と小・中学校が一緒。
マジメな性格だが笑った顔が非常に可愛く、照れ屋な一面もある。
主人公が接触を図った時には先に明日奈が友人関係を築いていた。
明日奈の影響か成長に合わせて少しオタク属性が入ることとなった――だけでなく、実は隠れ腐女子になっていた。その事実を知った友理は白目。結果として拓也はネタにされてたまるかと接触は最低限に。明日奈は結果オーライとはいえ、押しキャラの隠れた変化に現実逃避。友理に強く言えなくなってしまった。
[異能]針示
狙った場所に必ず攻撃が当たるようにする。常時クリティカルヒット。
狙いが逸れても防御されたり、邪魔になるものが無ければ、それまでの軌道を無視して攻撃が相手に辺りにいく。バスケットボールでは毎回綺麗にシュート。
その効果から武器として特製の鞭を使用する。ポケットには投擲用の小石も。
・高森美江
友理のクラスメイト。高校1年生。
とても自然体で、裏表の無い素直な性格。祖父母のことが大好き。
何度も実家の花や観賞用の植物を買う同年代の友理と友達になる。
原作では数年前から実家の花屋が悪者のせいで経営難に陥り、偶然それを知った拓也と花屋の建て直しを図りつつ、不正な手段で土地を手に入れようとする悪者を懲らしめることで仲を深めていく――という設定だったので、友理が事前に店へ寄付をし、悪事の証拠を警察に届けたことで悪者は捕まった。原作主人公のフラグはバッキリ折れた。
尚、絶滅したと思われていた「メシマズ系」ヒロインである。友理も何とかしようとがんばった……がんばったんだ……。
[異能]植物魔法
様々な植物を出現させて行使する。種や現物があると負担が軽減される。
現存の植物だけでなく、巨大なツルを自由自在に操ることも可能。
・鬼島めぐみ
友理のクラスメイト。高校1年生。クラス副委員長。
とても面倒見がよく、騒がしいクラスを小夜と共に落ち着かせたりしている。
一度吹っ切れると躊躇いが無くなるタイプ。マフィアたちのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲は犠牲となったのだ……。
性格や口調から女子からの人気が高いが、本人はかなりのカワイイもの好きであり、部屋の中は動物のぬいぐるみや小物だらけ。
原作では周囲の目や自分に対する印象からカワイイもの好きであること、女の子らしいオシャレに興味があることなどを隠していた。それを偶然にも拓也に知られてしまい、しかし一切の躊躇いもなく認めたことから拓也を意識するようになった――という設定だったので、友理が『チーターマスク』として毎回誕生日にカワイイものを送りつけ、偶然を装って会った際、拓也が言うはずだったセリフをパクって背中を押したことで、好きなものを隠さなくなった。原作主人公とのフラグはへし折られた。
[異能]勇敢なる騎士
めぐみに合わせた騎士の鎧と、異能の大剣を装備する。
鎧は破壊不可の代物であり、大剣は相手の異能を切り裂くことが可能(限界あり)。
ゲームでも使用率はナンバー1であった。
・黒羽瑠維
友理のクラスメイト。高校1年生。
悪魔の異能を得た友理と出会ったことでその魅力に惹かれ、格好良さを追求した結果、アーティファクトの影響もあり中二病になった残念娘。
中二病の言動(香ばしいセリフ)ばかり言っており、その度に明日奈が泣きそうな顔で友理を責めるのがお約束。
尚、友理のことは“永遠たる同胞《エターナルシスターズ》”という認識。当人は曖昧な態度で躱している。
中二病ではあるが本質が変わったわけではなく、1人きりになると素が出ることもしばしば。猫に癒やされた時は普通に可愛がっているのを見られて、急ぎ取り繕ったこともある。
眼帯&金色のカラーコンタクト&包帯は友理からの誕生日プレゼント(変わりすぎてヤケクソ気味だったので、いけるところまで逝かせてしまおうという思いから)。結構大切にしている。
[異能]黒炎
見た目は黒いだけ炎だが操作性が高く、一度燃え移ると長く燃焼し続ける性質がある。
必殺技は『追尾する猟犬《ハウンド・ストーカー》』。
・原作の黒羽瑠維
非常に気の弱い性格で、ネガティブ過ぎて家族からも遠巻きにされていた。下の弟から「根暗」「別のお姉ちゃんがよかった」などと言われたことで余計に心を閉ざすことに。
高校に入ってから唯一歩み寄ってくれた祖母から祝いに貰ったアクセサリーが実は異能の代物で、偶然見つけた裏組織の者がそれを報告。その組織がずっと昔に追い求めた品だと判明した。
そのアクセサリー奪取のために組織の実力者レイカが敵として現れ、偶然巻き込まれた原作主人公と共に戦っていく中で恋心を抱き、家族との仲も良くなっていった――という設定だったので、何とかポジティブな性格にしようと友理が接触。何故か中二病に目覚めてしまった。全部あのロザリオが悪いんだ!!
現在家族仲は良好――と言えなくもない?
・聖華院マヤ
友理のクラスメイト。高校1年生。ピアニスト。
元モデルのイギリス人の母と、聖華院財閥のトップである父を親に持つハーフのお嬢様。スタイルは母親譲り。兄が2人いる。
幼い頃、事故に合いそうになったところを、友理が身を挺して護ったことが切っ掛けで一目惚れする(百合属性全開)。無理矢理は友理を百合側に連れて行くつもりはないが、隙あらば過剰なスキンシップをとったり、そっち方面で自分を見て欲しいと願っている。秋穂とは主人公を取り合うライバルのような関係で、友人であると同時に火花を散らす仲。
普段はいかにもなお嬢様だが、主人公の前だと別人のようになってしまうことに周囲(特に家族)は困惑気味。
小学生時代から将来を期待されたピアニストで、今でも毎回コンクールで賞を取るプロ顔負けの腕前。
[異能]爆発する音符
任意で爆発する音符を音(歌でも楽器でも可)と共に作り出し、操る。
爆発の規模や威力は調整可能で、物量で押し切ることも地雷のように罠として使うこともできる。
原作より音楽に対する愛が天元突破しているせいか威力が倍増。
・原作の聖華院マヤ
幼い頃からピアノが好きで、ピアニストとしてはすでに天才と呼べる才女だった。
しかし小学生の時に起きた交通事故が原因で手に後遺症が出てしまい絶望。ピアニストとしての夢を絶たれてしまう。
それからは半分自暴自棄になったのか、悪い方向で“いかにも”なお嬢様を演じることで絶望を誤魔化す。両親も時折すすり泣く娘を知っているだけに強くは言えなかった。
高校になっても変わらなかったが、拓也との言い争いを切っ掛けに本心を徐々に知られてしまい、そこから拓也はマヤの心の支えになるようになった――という設定だったので、先回りで友理がストーキングの末に事故を回避させることに成功。ただし、マヤは百合属性に目覚めてしまう。娘の恩人ということで家族ぐるみの付き合いにもなって困惑する友理だった。
・西園寺八千代
友理が通う学校の生徒会長。高校3年生。サブヒロイン。
とある神社の娘。将来は後を継ぐことになっているので、生徒会長なのもあり何かと忙しい。親からの「恋人は~」が少々悩み。
かなりお茶目な性格でいつもニコニコしているが、怒った時にその目が大きく開かれ、目を見たものは生きていない――という学校七不思議がある。本人は遺憾。
ある年から毎年クリスマスに『ライオンマスク』名義で魔法少女セットが届けられたので、子供の頃はよくそれで遊んでいた――実は友理の暗躍で「神社の娘なのに魔法少女ってアリじゃない?」という超個人的な理由により“西園寺八千代魔法少女化計画”が進められていた。失敗に終わったが。
ちなみに、魔法少女系のアニメはよく見るようになったので、そっち方面は変に詳しかったりする。
[異能]契約
“条件”を指定し、“契約する側”と“契約される側”双方が合意することで絶対に破ることができない契約が成立する。破ろうとすると体が動かなくなったり、激痛が走る。または強制的に契約を実行するように行動させられる。この異能の性質上、時たま政府や警察から協力要請がある。
相手が“犯罪者”“罪人”に値する人物で、“完全拘束状態”“屈服状態”の時に限って一方的に契約を結べる。
・原作の西園寺八千代
実は神社の敷地内に妖怪が封印されており、それを偶然子供の頃の八千代が封印を解いてしまったことで神社は倒壊、家族は大ケガを負う事態になってしまった。
妖怪は逃走し、八千代は自責の念に囚われることとなる。生徒会長になっているのは同じだが、規則に厳しく、優しいようで融通が利かない面も。メインヒロイン全員を攻略すると現れる“八千代ルート”では最終的に逃走した妖怪と戦うことになって原作主人公との仲を深める――という設定だったので、事前に妖怪の封印を解いた友理がサクッと倒した。封印が解かれた直後だったこともあり、予想以上に簡単に倒せたとのこと。妖怪の出番は僅か数秒だった。妖怪は泣いていい。
・波木忍
友理に仕える出自不明の忍者娘。推定13歳。サブヒロイン。
口数は少ない方だが感情が顔や目に出るので分かりやすい。友理に頭を撫でられるのが好きで、本気で自分のことを心配してくれる主人公に亡き義姉を重ねている。
現在は友理の家の隣にあるアパートの一室を借りており、何かあればすぐに動ける用意をしている。時々、主人公の家で食事を共にすることも。
都合上、アルカやマルコと行動を共にすることが多い。
主な仕事は友理からの命令(というかお願い)による、裏方。
[異能]影操
自身や周囲の影を操ることができる。影を鞭のように攻撃に使用し、対象の捕縛も可能。
その性質から影が全く無い暗黒では異能が使えないので、複数個の光源を所持している。
・原作の波木忍
『Heartギア』で目覚める異能を、自分たちの望むようにできないかを違法研究する者たちによって管理された元実験体の1人。
姉のように慕っていた存在がいたが、酷い実験の副作用で体が弱くなったところを暴力を受け、亡くなってしまった。
公的機関による施設の摘発によって保護され、原作主人公が通うことになる学園の理事長の手足となって働くことになる。その任務の中で拓也と出会い、義姉のように頭を撫でてもらったことで興味を持つ。その後、理事長が裏組織と繋がっていたことで葛藤し、拓也と立ち向かうことで恋心が芽生えるようになる――という設定だったので、先にその施設を友理が摘発の直前で襲撃。忍を含む子供を助け出す。その足で学園の理事長の不正や裏組織との繋がりの証拠を匿名で送ったことで、理事長は逮捕、保護された子供たちはそれぞれ保護施設に行くことになった――が、忍本人は助けられた時に頭を撫でて貰った思い出を忘れられず独自に友理のことを調べて本人まで行き着いた。
その後、友理に仕えたいと希望する。アルカと出会っていたこともあって、将来いろいろと大きく動く可能性が高いことから友理はアルバイト(?)として雇用を決意。それから書類問題や将来のことについての話し合いなどを経て、隣のアパートに住むこととなった。
・レイカ=氷道 → 氷道レイカ
裏組織に所属している異能者。推定16歳。ロシア人と日本人のハーフ。
実は『ヴァルダン』における特別編のヒロイン。
幼い頃はロシアで暮らす普通の少女だったが、両親の死を切っ掛けに裏組織へ。
異能のアイテムの捜索・奪取などを担当。各地を飛び回っていたので友理も手が出せなかった――ので“黒羽ルート”のイベントを利用して接触。戦いに勝利して八千代の異能で高校へ強制入学させた(同じクラス)。100%私情である。
非常にクールな印象だが感情が無いわけではない。転入初日は恥ずかしさや戸惑いで目を回す羽目に。これからは世の楽しさを知ってもらおうとする友理たちに振り回される日々が待っている。
[能力]氷結
指定空間内を凍らせたり、氷の槍を作り出して撃つことなどができる。
様々な形で氷を作れるので戦い方の種類が豊富。
・アルカ=メモリア=ミュトロギア
ある日、流星のように空から友理目掛けて降ってきた謎の少女(年齢不詳)。
その正体は、第2月面基地にある『Heartギア』の技術の元となった宇宙船の中で眠っていた人工知能。長い年月の中で人間のデータを取って自分の体を作り、情報収集をしつつ、自分がこれからどうあるべきかを悩んでいた。
その中で友理が自身の強化のために行った裏パスワード(実際は宇宙船の機能ロック解除コードの1つ)関連を『Heartギア』経由で受信。宇宙から友理の元へ飛来して接触を図った。尚、その後……
宇宙人や宇宙船などの技術については曖昧な部分が多く、“各惑星の調査で訪れてトラブルにより不時着した”ということしかハッキリとしていない。将来どうするかについても特別な目的は無いため、紆余曲折から柚木家でお世話になることに。解除コードを知っていた友理に強い興味を持ち、観察対象となっている。
無口無表情だが人工知能だけあって学習能力が異常に高く、友理たちの仕草や反応などを見続けたことで初期に比べて感情を出すようになった。ただし、羞恥心は皆無。
人間と同じ姿だが中身は別物で、細かい違いがある(排便をしない、空腹にならないなど)。マルコと仲がいい。
名無しだったので、友理が『フォルネウス』で命名した。
[能力1]異能停止
『Heartギア』に干渉して、強制的に異能を停止させる。
[能力2]ハッキング
人工知能としての力。どこからでも電脳空間から情報を引き出せ、改変できる。
足跡も残さないので一時ニュースになって主人公からチョップをもらう。
[能力3]存在曖昧
そこに存在しているのに存在が無いという矛盾した状態。
人と触れ合うことはできるが、攻撃などをすり抜けたりする。
[能力4]浮遊
地面から少しだけ浮いた状態で移動できる。
・マルコ
柚木家で現在飼われている犬――ではなく、大悪魔マルコシアス。
友理が裏パスワードで手に入れた力を確認する過程で召喚してしまった中身悪魔の子犬(雑種)。
送還が不可能のため、「拾ってきた」と言って家で飼うことにした。
普段は頭のいい犬だが、危険度の高い戦闘時には本来の姿であるグリフォンの翼と蛇の尻尾を持つ巨狼に変貌する。飛行能力を有し、口からは火炎を吐く。
なぜか明日奈に対してだけ扱いが雑。
・ワニ助
柚木友理の異能によって召喚される大悪魔サレオス――の搭乗するワニの化身。
2階建ての家ぐらいデカい。デカすぎて使いどころが限られるのが悩み。
異常に体力と防御力があり、中途半端な攻撃ではビクともしない。水中戦が1番得意で想像よりもずっと速いらしい。本気を出すと口から破壊光線を放つことができる。〇ジラか!?
・王 芽依
友理の同級生。高校1年生。中国人。
親は中国人だが、日本生まれの日本育ち。中国語は挨拶ぐらいしか話せない。
親の影響で中国武術などを幼い頃からしており、異能と組み合わせた強さは本物。
“キャラが被っている”と凛子のことを一方的にライバル視している。
[異能]白虎霊気
虎型のオーラを身に纏って戦うことができる。攻撃能力高めの異能。
・野々上望見
友理のクラス担任。25歳独身。
年齢=彼氏いない歴の持ち主で、そこに触れるとキレる。
騒がしいクラスに呆れながらも、教師として真摯に向き合う。
[異能]デカペン
鉛筆やボールペンなどのペン類を巨大化させることが可能。
実用性はあまりないので、もっぱら怒った時の威圧用。
・学園の理事長
前任者は表面だけ善人の腹黒オヤジで、後任予定も裏の繋がりがある似たような男(忍ルートの黒幕)だったが、どっかの誰かさんの暗躍によって逮捕。結果、友理たちの学園入学時は優しそうなオバさんになっていた。
・沖野栄華
学園の放送部に所属する2年生の女子。黒縁メガネ。
富田尚文とは中途半端な親戚関係。地味に会う機会が多いので毎年お年玉をたk――貰ったりしている。ついでに、その母親と仲が良いので富田の個人情報は筒抜けとなっているらしい。
最近になって尚文さん、部屋の模様替えをしたみたいですね? その程度でアレコレを隠せるとでも?
・富田尚文
学園のOB。社会人のサラリーマン。苦労人。
沖野栄華とは親戚関係。大学生時代からバイト代をゆs――交渉の末、最終的にお年玉としてあげている。さらに、女手一つで育ててくれた頭の上がらない母親がその子と仲が良いせいで、毎年交渉で負けている。
だから母さん! 勝手にオレの部屋に入らないでよ! 何で日曜大工で作った二重底のこと知ってるの!?
・忍の義姉
波木忍にとっての姉と慕っていた少女。名前不明。故人。
忍のいた違法研究所に後から来た子供たちの1人。忍のことを本当の妹のように愛していた。
実は“忍”の名付け親。
死ぬ最後の瞬間まで忍の幸せを願い続けた。
・マフィアのボス
100年以上の歴史を持つ古参組織の当代ゴッド・ファザー。
起死回生の一手を指したところ、どっかの誰かさんからもたらされた情報によって集まった警察官の数の暴力で危うく圧死しそうになりながら逮捕される。
オマエらどこからそんなに湧いてきたんだ!!?
・所長
“銀月”に建設された宇宙施設をまとめる若き所長。
非常にグラマスな体型の持ち主だが、無自覚な面が大きい。
数年前に突如現れた謎の存在――アルカの行方を追っている。
・助手
“銀月”に建設された宇宙施設で働く所長の部下。
スレンダー体型で、日々所長への嫉妬心が増していってる。
アルカのせいで『パンツ丸見え事故』の被害者に。
・マクシム
ロシア系マフィア所属の幹部。ボスの右腕的存在。
見た目40代ほどのサングラスに無精髭スタイルの男。
普段の雰囲気と違って、仕事になると非常に冷酷になるので部下からも密かに恐れられている存在。
数年前、レイカ=氷道を嵌めてその両親を殺した張本人。
最後は本気で怒った友理によって、プライドもろもろを完膚無きまでに破壊された。
[異能]液体金属操作
自身の体から液体金属を生み出し、自在に操る異能。鞭のように振るい、インパクトの瞬間だけ金属と同じ硬度にすることも、一瞬だけ鉄の棘や杭にして対象を貫くことも可能。
ただし、作り出す際は大量の水分と鉄分が必要になってくるので、無計画で創ると自滅してしまう。
普段は事前に創った液体金属をいたる所に隠して持ち歩いている。
・キリル
ロシア系マフィア所属の幹部。実際の年齢より老けているらしい。
目が細い、どこか胡散臭さもある痩せ型の男
実はキレイ好きでボスの部屋は彼が掃除している。
[異能]世界でひとりぼっち
対象とした人物を徐々に孤立させていく異能。
完全に孤立すると、その人物の周囲で何があろうとも誰も、何も、気付くことができない。例外は使用者本人とその周囲にいる者たちのみ。
ただし警察署や病院の中など、絶対に人が大勢いる場所に突撃されると効果が薄まる。
・イヴァン
ロシア系マフィア所属の幹部。ウザいキザ男。
やたらと言動を格好付けたがる。
[異能]不吉もたらす茨
鋭い棘を持った茨を召喚し、操る異能。
棘にはランダムで状態異常を引き起す毒がある。
・ポリーナ
ロシア系マフィア所属の幹部。レイカ=氷道とは犬猿の仲。
ブロンドの髪を持つ、非常に好戦的な女性。
[異能]太陽の手
コンクリートですら一瞬で溶かす灼熱の手にする異能。
残念ながらパン職人にはなれない……
2021/2/22
・友理
・主人公
・原作主人公=拓也
がやや混同しがちだったので、ハッキリと分けました。