解析の腕輪
「皆様おはようございます。昨晩は良く眠れましたでしょうか?」
「おはようございます王女様。そうですね、とても素晴らしいお部屋を用意して頂いて感謝してます」
「お気に召して頂いたのであれば幸いです。それではこれから、皆様にステータスカードを作成して頂きます。作成に当たってはラルワ魔術師団長から説明と指示がありますので、お従い下さいます様お願いしますね」
翌日、俺達は朝食をとった後、迎えに来たセイバルドさんに案内され、昨日俺が面談した部屋に来ていた。
待っていたのは王女様とラルワさん。
王女様は初めに軽い挨拶をすると、早速本題に入っていく。
ちなみに大して眠れてやしないがそれは口にはしないでおく。
他の面々も大して眠れていなかったみたいだが、辻君だけは昨晩天草君と会話する前に寝入ったまま、朝まで寝ていたそうだ。
そのおかげか随分と落ち着いた様である。
「じゃあ説明するわね。ステータスカードとは、貴方達のマナの力を解析・測定し、それを数値化して表示する為の道具よ。そしてカードと言ってるのだけれども、貴方達にはこれを身に着けてもらうわ」
そういってラルワさんは自分の左手を俺達に見せる。
その手首には、赤みの掛かった金属に青色の宝石が嵌めこまれた腕輪が身に付けられていた。
後ろに控えていたセイバルドさんが手を叩くと、メイドさん達が器台に載せられた腕輪の運んでくる。
最初銅かとも思ったが、その金属?は赤銅色よりも赤に近い色をしている。
離れたところでは気づかなかったが、腕輪には幾何学的模様が彫り込まれ、その中にある十二芒星の中心には淡い青色の宝石が嵌め込まれている。
手に取ってみると驚くほど軽い。
その形状は3つのパーツに分かれており、それぞれが2本のシリンダーの様なもので繋がれている。
「皆行き届いたわね?その腕輪は王族や高位貴族、一部の冒険者等の一定以上の身分や実力のある者だけが装備することを許される特別な物なのよ。何故かというと、その腕輪自体が非常に高価な物だから、それに相応しい身分である事と、それを守る実力や権力を持っている必要があるからよ。なにせオリハルコン製の腕輪だからね」
「オリハルコン!?それは伝説の金属のオリハルコンですか?」
俺と一緒でファンタジーやゲーム知識に詳しい裕磨が驚きの声を上げる。
「オリハルコンを知っているのね。でも、伝説という程の金属ではないわ。貴重な物ではあるのだけれどね。貴方達のいた世界のオリハルコンがどの様な物だったのかはわからないけども、この世界のオリハルコンは非常に硬く、軽い。そしてマナとの親和性がとても高い金属なのよ」
「伝説というか架空上の金属なのですが、確か性質は近いものだったと思います」
「架空上の金属なのに性質が似ているの?もしかして他にもそういった物はあるのかしら?」
「ええっと、そうですねミスリルやアダマンタイト、ヒヒイロカネあたりでしょうか・・・?」
「ヒヒイロカネというものは知らないけれど、ミスリルとアダマンタイトはあるわ!違う世界なのにどうしてなのかしら!?とても興味深いわ。もっと詳しい話を聞かせて頂戴!」
「え?いや、ゲームとかの知識で知ってるくらいでそんなには詳しくはないのですが・・・」
「ラルワさん、自分もその話については興味が尽きませんが、先ずはこの腕輪についての事を教えて貰ってもいいでしょうか?」
異なる2つの世界の知識の邂逅にラルワさんの研究者魂に火がついてしまったらしい。
突然の入れ込み様に裕磨も困って俺に視線を向けてきたので、話の軌道修正もかねて助け舟を出す。
「そ、そうだったわね。では続きを説明するわ。この腕輪には【解析】と【映像】の魔法が込められているの。さらに宝石には【浄化】が込められているわ。宝石には違う魔法も込めることは可能だけれども、毒の無効化と、かなりの状態異常も防ぐことができるから変える人は少ないわね」
なるほど、確かに王族や貴族の人には毒無効の効果は重宝するだろうし、冒険者にとっても、状態異常を防ぐ事が出来るのは大きな恩恵になるだろう。大体どのゲームでもこの手のアクセサリーは重宝するもんな。
「なんか凄そうな腕輪っスね。でもこれ、どうやって着ければいいんスか?どこかスイッチとかあるんスか?」
誠二は腕輪を手首に装着しようとして色んな所をいじっている様だが、腕輪は開いた形のまま変わっていない。
「もう少し待って頂戴ね。これから貴方達には【受諾】を使ってこの腕輪とのマナの繋がりを構築して貰うわね。そのあとに【固定】と唱えれば装着できるようになるわ。そして・・・【開放】」
ラルワさんがそう唱えると、彼女の前の空間に電光掲示板の様な物が映し出される。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:ラルワ・ティス・ノースウッド
【 種 族 】:ハイ・エルフ
【 ランク 】:188
【 ジョブ 】:宮廷魔術師団長
【 称 号 】:知を求める者・冒険者Sクラス
【 ライフマナ 】:2310
【 マジックマナ 】:5700
【 ストレングスマナ 】:730
【 バイタリティマナ 】:790
【 アジリティマナ 】:1080
【 デクステリティマナ】:1100
【インテリジェンスマナ】:2220
【 メンタリティマナ 】:1610
【 エレメンタルマナ 】:1870
【 スキル 】
弓術・体術・火魔法・水魔法・風魔法・土魔法・氷魔法・雷魔法・光魔法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「【閉鎖】。あとは最後に・・・【解除】」
ラルワさんの言葉に合わせて空間に映し出されていた表示が消え、そして彼女の手首に装着されていた腕輪が俺達の持つ腕輪と同じように開いた状態になる。
彼女がさらに【固定】、と唱えると、また元の装着された状態に戻った。
「わかったかしら?腕輪の脱着には固定と解除。ステータスの表示には開放と閉鎖。基本的にこの4つの魔法を使って操作することになるわ。最初のうちは言葉に反応して勝手に起動してしまうかも知れないけど、しばらくすると慣れるはずよ。ここまでで何か分からない事はあるかしら?」
うーん、俺は特にはないが他のメンバーはどうだろうか。
「なんていうか、実際に魔法を見ると感動しちゃいますね。私達にも使えるなんて凄いです」
「でも、地球でももう少し大掛かりな機械とか使えば、あれくらいの演出なら出来そうな気もしないでもないですね」
辻君が疑問ではなく感嘆の言葉を口にすると、逆に小鳥遊君は魔法を否定するような事を言う。
「機械?貴方、魔法を疑っているのかしら?ちゃんとした魔法を見たことはないのでしょうし、仕方ないかしらね。うーん、じゃあ簡単なものだけど・・・【光源】」
ラルワさんが魔法を唱えると、光の玉が小鳥遊君の目の前に出現した。
光の玉は小鳥遊君の周囲を数周回った後、ラルワさんの手元に飛んでいく。
指先をタクトを振るうように動かすと、光の玉もそれに従い宙を舞う。
最後にラルワさんが指先で弾くと光の玉は消滅した。
「どうかしら?手品かなにかにみえる?もし、まだ信じられないなら魔法訓練場へ連れて行ってもいいわよ?」
「いえ、大丈夫です・・・」
魔法を疑われたのが少し気に障ったのか、ラルワさんは目が笑っていない笑顔を小鳥遊君に向ける。
小鳥遊君は、その静かな怒気にあてられ黙ってしまった。
「私達は魔法を使ったことがありませんが大丈夫なんでしょうか?」
「この腕輪の操作する魔法は、厳密には魔法ではなくて、この腕輪専用の言葉よ。ごく微妙のマジックマナを使用するだけで誰にでも使う事が出来るわ。それに最初は私が補助につくから何も問題ないわよ」
なるほど、いわゆる魔法具って奴なんだろうな、この腕輪。
マジックマナというのがゲームで言うMPを差すものだろう。
「腕輪なのになぜステータスカードなんですか?」
「さっきも言ったけど、この腕輪はごく一部の者にしか手に入れる事が出来ないの。そしてそれ以外の人々は名前の通り、ステータスを表示する為のカードを持ち歩いているのよ。それ故に一般的には、ステータスを表示するものと言えばステータスカードの事を差すわ。門番なんかにも『ステータスカードを提示しろ』って事は言われるけど、『腕輪を出せ』なんて言われないから、簡略化の為にこれもステータスカードの括りに入れているのよ。正しくは解析の腕輪って言うのだけれどね」
「そうなんですね。わかりました」
「他に質問とかはないかしら?・・・・・それじゃあ一人ずつ順番に進めていきましょう。誰からにするかしら?」
「はいはいはい!俺一番にやりたいっス!」
誠二が身を乗り出しつつビシッと手を挙げる。
相変わらずテンション高い奴だ。
その様子が可笑しかったのかラルワさんは軽く笑う。
「あら元気ね。それじゃあ左手の手のひらを上にして出して頂戴。宝石がある個所を下にして、右の手のひらで押さえて・・・そうよ、そのまま宝石に触れたままでいてね」
そういってラルワさんは誠二の右手に自分の右手を重ねる。
「うん、大丈夫ね。じゃあ受諾と唱えて頂戴」
「はいっス。【受諾】」
誠二が言葉を口にすると、腕輪は光を放ち始めたが、数秒もしない内にそれも収まった。
「これで貴方のマナは腕輪に繋がれたわ。固定で身に着けれるようになったはずよ」
「【固定】」
誠二の言葉に反応し、腕輪はカシュッと軽い音を立てて誠二の手首に嵌る。
「うおお?なんかこれめちゃくちゃ手首にフィットするんスけど!?」
「その腕輪は、自動で使用者に合わせて形状を変化する様になってるのよ。でも一旦装着されればそう簡単に形が変わったりしないわ。何せオリハルコンなんですもの、ちょっとやそっとの衝撃なんかじゃビクともしないから安心するといいわ。では次よ。覚えてるかしら?」
「ええっとっスねー、【開放】だっけ?」
そう言うと、先程のラルワさんの様に、空中に誠二のステータスが表示された。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:セイジ・サトダ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:220
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:召喚されし者
【 ライフマナ 】:7580
【 マジックマナ 】:3040
【 ストレングスマナ 】:2240
【 バイタリティマナ 】:2670
【 アジリティマナ 】:1520
【 デクステリティマナ】:1530
【インテリジェンスマナ】:940
【 メンタリティマナ 】:970
【 エレメンタルマナ 】:1130
【 スキル 】
剣術・体術・土魔法・氷魔法
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ランク220ですって!!??」
誠二のステータスを見たラルワさんが驚きの声を上げる。
王女様やセイバルドさんも、目を見開いて誠二のステータスを眺めている。
「お!なんスか?もしかして俺超強いんスか???」
「え、ええ。ごめんなさい大きな声を出してしまって。確か、過去の文献でも最初から200を超えていた召喚勇者はいなかった筈なの。そうですよね?姫様」
「そうですね。私もそう記憶しています。セイバルド、過去の記録を」
「はい、少々お待ち下さいませ」
セイバルドさんはそういって、脇に抱えていたぶ厚い冊子を開き始めた。
「召喚の時点において過去で最高の方は218年前の召喚勇者であらせられる、シノ・ロッカンダー様です。ランクは163で御座いました。ステータスではセイジ様に及ばないまでもスキルが充実された方で、特に魔法がお得意であったようです。12属性に内、邪・空間・時魔法を除く9属性を扱えたと記録に残っております。ランクが451の時に魔王城に向かい、時の魔王を討ち取っていらっしゃいます」
「うっは!過去最強より全然高いんスね!やっべ!俺サイキョーじゃないっスか!」
「誠二、気持ちはわかるが落ち着け」
誠二は自分のステータスの高さを認識し、正に有頂天。
もの凄いはしゃぎっぷりだ。
「水を差すようで悪いのだけれども、ランクは必ずしも強さに直結するものではないわ。勿論ステータスが高い方が有利であるのは間違いないけど、それに合わせて各々が持つスキルの優劣や経験が合わさってくる事を忘れないで頂戴ね」
「そうっスか。まあ俺に任せといて下さいよ!ガンガン強くなってサクッと魔王なんて討伐してやるっスから!」
「ええ、わかったわ。期待してるわね。じゃあステータスを閉じてくれるかしら?」
「おっと了解っス。えーと、【閉鎖】」
誠二の言葉に従い表示が消える。
それをその顔を紅潮させた王女様が椅子から立ち上がり、両の手を胸の前に添えて口を開く。
「セイジ様はとても素晴らしい力をお持ちなのですね。これからのご活躍心より期待しています。それに残りの方々もセイジ様と同じ様なお力をお持ちなのではと考えると、私、胸の高鳴りが抑えきれません!」
誠二のステータスの高さに余程衝撃を受けたのか、興奮冷めやらぬと言った様子の王女様は俺達残りのメンバーのステータスにも期待を膨らませている様だ。
・・・・・プレッシャーかかるな。
「じゃ、じゃあ次の人に行ってみようかしら。誰にする?」
「はい、私、誠二君の次にやりたいです」
小鳥遊君が手を挙げる。
こうして俺達は順に腕輪を装着していった。
特に問題もなく皆のステータスカード作成は進み、残るは俺だけとなる。
ちなみに誠二以外のメンバーのステータスは
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:レナ・タカナシ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:190
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:召喚されし者
【 ライフマナ 】:2710
【 マジックマナ 】:6020
【 ストレングスマナ 】:730
【 バイタリティマナ 】:990
【 アジリティマナ 】:830
【 デクステリティマナ】:930
【インテリジェンスマナ】:1730
【 メンタリティマナ 】:1420
【 エレメンタルマナ 】:2870
【 スキル 】
火魔法・雷魔法・精霊召喚
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:ユウマ・クドウ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:193
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:召喚されし者
【 ライフマナ 】:3740
【 マジックマナ 】:2220
【 ストレングスマナ 】:1520
【 バイタリティマナ 】:1110
【 アジリティマナ 】:2480
【 デクステリティマナ】:2320
【インテリジェンスマナ】:910
【 メンタリティマナ 】:920
【 エレメンタルマナ 】:390
【 スキル 】
弓術・投擲術・闇魔法・邪魔法・隠密
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:アカネ・ツジ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:181
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:召喚されし者
【 ライフマナ 】:2750
【 マジックマナ 】:5900
【 ストレングスマナ 】:830
【 バイタリティマナ 】:960
【 アジリティマナ 】:610
【 デクステリティマナ】:750
【インテリジェンスマナ】:1850
【 メンタリティマナ 】:2470
【 エレメンタルマナ 】:1580
【 スキル 】
水魔法・光魔法・聖魔法・魔獣使役
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:ミキ・アマクサ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:216
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:召喚されし者
【 ライフマナ 】:4670
【 マジックマナ 】:4240
【 ストレングスマナ 】:1830
【 バイタリティマナ 】:1420
【 アジリティマナ 】:1700
【 デクステリティマナ】:1610
【インテリジェンスマナ】:1710
【 メンタリティマナ 】:1360
【 エレメンタルマナ 】:1170
【 スキル 】
剣術・弓術・風魔法・空間魔法・錬成
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辻君以外は全員がすでに、王国最高の魔術師であろうラルワさんよりもランクが高い。
辻君にしても、過去最高より召喚勇者よりも上のステータスを誇っている。
しかも能力的にかなり良いパーティーになりそうだ。
誠二が前衛物理アタッカー
小鳥遊君が後衛魔法アタッカー
裕磨が後衛物理アタッカー
辻君が後方支援
天草君がオールラウンダー
こんな感じだろうか?
これ、俺のポジションあるのか?前衛がもう一人欲しい所かな?
「皆凄いわね。もう驚く気も起こらない・・・と言いたいところだけど、ミキさんでしたっけ?貴方のスキルの空間魔法はかなりレアなのよ。現在、少なくともこの王国には使い手は存在していないわ。・・・・・そういえば12属性魔法の内、11属性が皆に綺麗に分かれてるわね。あと残るは・・・時魔法ね」
そういってラルワさんは俺に目を向けると、皆の視線が一様に俺に集まる。
「えーと、響き的にとてもレアな物だと思われるのですが、結構一般的な物だったりしないでしょうか・・・?」
「時魔法は空間魔法よりもさらにレアな魔法よ。召喚勇者とこの世界の人々、過去を含めてもその使い手の数は、片手があれば事足りるわ」
「6人での召喚!皆様の素晴らしいステータス!そしてお若返りまでなさったウスイ様!今迄の召喚とはどれも一線を画す事です!であればきっと、時魔法もお持ちに違いありませんわ!さあ!早くステータス開示を!」
王女様のボルテージは最高潮。
その期待値は天元突破。
うわあ、物凄いプレッシャーが・・・・
最後に回るんじゃなかったな。
しかし、そうも言ってられないので俺は意を決して腕輪の装着を始める。
「【受諾】・・・・・・・【固定】・・・・・・・・いきます」
俺は一つ大きく深呼吸をして次の言葉を唱える。
「【解放】」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【 名 前 】:ウスイ・セリヤマ
【 種 族 】:ヒューマン
【 ランク 】:1000
【 ジョブ 】:召喚勇者
【 称 号 】:神の器なる者
【 ライフマナ 】:30000
【 マジックマナ 】:30000
【 ストレングスマナ 】:10000
【 バイタリティマナ 】:10000
【 アジリティマナ 】:10000
【 デクステリティマナ】:10000
【インテリジェンスマナ】:10000
【 メンタリティマナ 】:10000
【 エレメンタルマナ 】:10000
【 スキル 】
神域魔法・森羅万象・全知
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「は?」
俺が自分のステータスを見た瞬間、目の前が真っ白に埋め尽くされた。
ステータス表記については修正入れるかもしれません。