第92話 お猫様にも子育てを手伝ってもらいます(4)
「はい」
晋作と美麗、江乃は今までのようにだらだらと気だるげな様子ではなく、規律! 敬礼! ではないけれど覇気! 士気が! 高い声音でぼくへと返事を返してきた。
だからよしよし。
ぼくは上の三人の凛々しい容姿を見て歓喜する。
しかしこの中で一番年下の瀬名は、「は~い」と元気のない声音……。不安のある様子をしているから。
ぼくは瀬名はだいじょうぶだろうか? と不安になるが。
瀬名はぼくの娘だからきっとだいじょうぶ、上手くいくとも直ぐに思い。パパがちゃんとサポートするからがんばろうね、とも思うのだった。
◇◇◇
ブツブツと兄妹仲良く瞼を閉じ正座──。胸元で両手を合わせ、仙術スキル《《制作》》の《《コモンクリエイト》》を発動するための御経を唱え、詠唱をする晋作と江乃、瀬名の三人だけれど、我が家の長女のお姫さま……。
まあ、誰に似たのか? じゃじゃ馬姫さまの美麗だけはもう既に木製の槍を父親のぼくの真似をして仙術スキル《《制作》》、《《コモンクリエイト》》を発動させ製作し、先ほど一人で素振り──個人練習をしていた。
だから美麗は《《ファイティングキャット》》ともう既に模擬訓練──!
「はぁあああっ!」、「やぁあああっ!」
美麗は気合を入れ、甲高い声音で叫びながら槍を振るい、突きとファイティングキャット相手に頑張っているようだから。
美麗がんばれ。
ぼくは可愛い我が家の長女の姫さまにエールを送る。




