第9話 僕の娘(1)
木造の丸太を縛って作ったログハウス風の神殿……。
その一室らしいアイカの寝所の片隅……。
そう陽もほとんど差さない四隅の床にぼくは正座で座り、自分の足の痛みや痺れに耐えながら。
ぼくの目の前で仁王立ちして立つエリエと目を合わせないよう、ぼくは下を向きつつ反省をしている最中だけれど。
正座をして反省中のぼくが一番不思議なのは、本来ならば高校生のはずのぼくの彼女・彩が、何故か大人になっている。
それも緑色の精霊種族で戦闘種族らしい《《オーク族》》のアマゾネス姿……。
彩の実姉である、愛華姉ちゃんと同じ妖艶な姿になっていたことに驚きつつ、彩に内緒で愛華姉ちゃんと浮気を続けていたこと。
そして二人の間に可愛い姫さまがいることまで露見してしまう。
そう泣き叫び、彩を呼ぶ姪の声に、エリエ自身も助けを求めているとは感じているようだから。
アイツも慌てて寝所へとかけつけてきて、ぼくの浮気現場を確認……。
まあ、エリエは以前から美麗のことを知っているような素振り。
それでもぼくはエリエに誠意を見せるため土下座で謝罪……。
その後はアニメやマンガ、ライトノベルに出てくる《《悪役令嬢》》のようなエリエからの八つ当たり。
「ああ~」
「はぁ~」
「御方いい加減にしろ」
「調子にのるな!」
「この浮気者!」
「そんな淫らなち〇ぽは切り落として宦官にしてやろうか?」
ぼくはリアル彼女に罵られ、蔑まれ、足で後頭部を踏まれること数度……。
ぼくの高い鼻が床にぶつかり鼻血が垂れようとも、ぼくは自業自得だと受け入れるしかなかった。
(お願い)
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