第8話 やっとお目覚めかい?(3)
そしてすぐにアイカの姿を確認すると、オークの少女は自分の母親が全裸で寝台で横たわり、睡眠……。
そんな母親の背後でぼくが横たわる姿……。
しかもぼくの容姿も生まれたままの姿でいて、少女の裸体姿の母親……。
そうアイカの背後からぼくがぴったり抱きついて、甘えている状態だった。
こんな優艶な容姿の大人の男女の姿をオーク少女……。
多分、先ほどアイカが言っていた、ぼくの娘だと思われる《《麗美》)は、父親であるぼくとは初対面だから。
ぼくが実の娘から変態男だと誤解を解くために。
「やぁ、こんにちわ」
「初めまして」と。
イケメンは白い歯が命のキラリ! と柔らかい笑みを浮かべ挨拶をしてもさ。
母親が寝ている間に、亜人の見知らぬ男が寝所に忍び込んで母を襲い、凌辱したと思い込んでいる?
そう、アイカによく似た顔立ち、あるいはぼく似なのか? 美麗はアイカが暴漢に襲われたと勘違いをしてしまっているらしい。
だからぼくの可愛い姫は、紅い瞳を潤ませ涙をぽろぽろ流しながら。
「叔母上さまー!変な男がー! 狼藉者がー! 母上さまの寝所に忍び込んで裸で抱きいていますー! どうか母上さまとわらわをお助けくださいー!」
美麗は必死に叫び、誰かに助けを求る。
ぼくもそんな美麗を見て、こちらもどうしたらいいのかわからず、アイカを起こすべきかと迷いながら、アイカの豊かな胸を揉む手を止めて「ア」と声を漏らすと。
「……御方、長との子作りはもう終わった?」
ぼくの聞き覚えのある不機嫌極まりない声が響いた。
だからぼくは恐る恐る声がした方へと視線を変え見ると。
ぼくの顔色が一瞬で蒼白になり、髪まで白くなるのではと思うほどの恐怖に襲われる。
だって部屋の出入り口には、自分の彼女であり藍華姉ちゃんの実の妹、彩が堂々と立っていた。
そんな彩も藍華姉ちゃん同様に緑の肌を持つオークの女性で、20歳を超えた大人になってぼくの前に現れるものだから。
えぇっ、彩が大人になっている!? なぜだ? と。
ぼくは彩に問いただしたいのに、彼女が怖く。
「彩、ごめんなさい」としか言えず。
ぼくは慌てて立ち上がり、土下座……。
その後のぼくは何故か大人に成長し、オークの女性へと変貌を遂げている彩に対してペコペコと何度も頭を下げ、拝みながら。
「すいません」
「ゆるしてください」と。
ぼくは娘の美麗の目の先で土下座の謝罪を続ける羽目になるのだった。
◇◇◇
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