第78話 洗濯を始めます(1)
ぼくは若いお姉さまや少女たちにも手を振りつつ、人気が無くなると「はぁ~」と大きな嘆息と肩を落としつつ川へと向かう。
「父上さま、モテますね」
「モテるのは当たり前でしょう、美麗のお父上さまなのだから」
「まあ、お母さまたちもあの御様子……。家出をしたぐらいですから、他の女性にもモテるのでしょう」
晋作や美麗、江乃の三人がこんなくだらない会話……。頼むから神殿に帰った後にママたちにくだらないことを言わないでよ……。
パパがママたちに意味不明なことで折檻をされ、土下座をして謝罪をしないといけなくなるからと、ぼくは脳内で嘆きつつ、顔を引き攣らせながら。
「そ、そうかな? あっ、ははは」
まあ、ぼくは笑い誤魔化しながら、可愛い子供たちを引き連れ川へと向かい到着すれば。
ぼくが考えていたよりも広い空き地のような場所に小川が流れていたので正直驚愕をするのだった。
◇◇◇
第78話 洗濯を始めます!(1)
川と聞いたから小川かと思っていたけれど、農業用の用水路みたいだけれど、用水路で洗濯などさせて大丈夫なのだろうか?
ぼくは青空の下でこんなことを考えつつ川の隅に所々設置してある水貯め──。
そう洗濯や畑で収穫された野菜の泥を落とすために設置してある水貯めの空いている場所を見つけ。
ぼくは階段を降りて、昭和時代以降に使用されていたらしい《《洗濯板》》を使用しながら、御妃さまたちの手洗いが必要な繊細な衣服を洗濯粉を使用しつつジャブジャブと洗う。




