表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

738/745

第697話 一騎当千! (8)

「……ん? そうなのかい?」


 ライは不思議そうな顔をするから。


「うん、そうだよ」と僕は言葉を返して。


「この世界にだって、うむ、言わせず、僕は藍華姉の強制召喚によって強引に連行された訳だからね。きたくて、この世界へときた訳ではないからね」と苦笑を浮かべつつ不満を漏らせば。


「そうなだね、知らなかったよ……。これだけ一族内でも有名になった王さまだから、自ら藍華達の婿になるのを志願してきたのかと思ったけれど。違うんだね。それは知らなかったよ」


 ライは僕の不満を聞き、少しは同情心を募らせたような顔をしてくれた。


 しかし直ぐに彼女は顔色を変え、ニヤリと微笑むと。


「……でもいいじゃないか、一族の綺麗どころのほとんどは、自分の物にして抱きに、抱きまくったのだから、他の男達から見れば、大変に羨ましい限りだと思うが? ──実際響きの奴の謀反だってシルフィーの奴が原因で皇帝陛下さまへと刃を向け、討ちとられた訳だから。次は私とライザであろう、皇帝陛下さま?」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ