第73話 子供達に仙術を教えます(5)
ぼくは幼馴染の彩から、『健太は小さい頃からヲタクで妄想癖があるし、変態だから』と笑われてきた通りで、何でも自分で想像し、妄想するのが好き……。
だから勉強の合間に自分で物語を書いて、ネット小説投稿サイトへと投稿するほどの妄想好きなことを子供たちに笑い誤魔化しながら告げると。
「……でも美麗と言うか? 四人共そうなのだけれど、パパの御先祖さまの和式の槍の秘術、奥義が四人にも仙術スキル《《譲渡》》でちゃんと能力譲渡できているはずだから、自分の専用の武器を制作するならば、四人はパパの子供だから、できるだけ槍がいいと思う……。それか戟か矛かな? 大斧や青竜偃月刀……。剣や短剣も辞めた方がいいと思う? そちらに武術を変えるならば一から免許皆伝を会得しないとモンスターや敵兵を凌駕できないと思うから? それにパパも御先祖さまのお爺ちゃんたちのことを思うと四人には槍術を使用してもらいたいな……。槍の達人だったお爺ちゃんは、本当にアニメやあマンガの世界のように、日本中を武者修行して回ったらしいからね……」
「そうなの、父上?」
「うん、そうみたい」
やはり晋作は男の子なのだろう……。家の御先祖さまの日本武者修行の旅の話を興味津々に尋ねてきたからぼくは頷いた。
「……何で、御先祖さまのお爺ちゃんが日本中を武者修行の旅に出たとお父上さま知っているのですか? その話してって、日本のとても古い時代の話ですよね?」
「うん、確かに……。美麗の言う通りですわ……。何でお父さまは、そんなお古い時代の話を知っていらっしゃるのですか?」




