表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

713/745

第672話 兵糧攻め後半(7)

「……只閣下……。今日は何だか敵兵の様子が可笑しいと言うか? いつもは百人から二百人ぐらいの単位で奇襲を決行してくる敵兵なのですが。今日の敵兵の数はどう見ても二十人から三十人ぐらいの兵士の数でして……。いつもの十分の一ぐらいの兵なので、皆が可笑しい? 可笑しい? 何か変だ? と騒いでいるのですが。一体どういたしましょうか?」


 警備兵はフォンジ卿(義父)へと困惑しながら事細かく説明をした。そして尋ねた。


 だからフォンジ卿(義父)も警備兵からの話を聞き、直ぐに考える人へと変化をして「う~ん」と呻り、少しばかり思案をすると。


 フォンジ卿(義父)もウィグル帝国を代表する領主であり、古参の将軍だから。


 やはりこれは可笑しい? と思い。


 こちらへと襲ってきた敵兵は誘導であり、本体は玉砕覚悟で僕の陣を襲うか?


 それとも僕がゴロゴロと転がる砦を襲ってきた兵達も囮である可能性が大……。


 もしも僕の砦を襲ってきた敵兵の中に、敵の族長雷神ライがいないようならばライザの集落まで、民を引き連れ逃亡を計った可能性があると。


 フォンジ卿(義父)は警備兵へと僕宛に狼煙を上げ、リレーで知らせるように指示をだしてくれた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ