第69話 子供達に仙術を教えます(1)
「……じゃ、今度こそ戦術スキル《《制作》》、《《コモンクリエイト》》を始めるから、パパが今から唱える御経の言葉をよく覚えておくんだよ! 四人にも日本の高名なお坊さんだった御先祖さまの血が入っているし、パパが先ほど仙術で能力譲渡した時に仏教の御経も唱えることが可能になるようしておいたから、パパが今から唱える御経の呪文だけ覚えるんだ! わかったね、みんな?」
ぼくはアイカだけではなく、シルフィーからのクエスト……。
そう、子供たちの能力開花の促進を父親らしく助けること……。
これはシルフィーだけではなく、義父からの絶対的な下知でね、ぼく自身が自分の能力を開花させながら尚且つ、子供たちへと伝授していく、父親らしい作業……。
それをおこなうために、ぼくは四人に説明をした。
「うん」
「わかりました」
「早く、早く、父上早く!」
「パパ、早く瀬名に見せてください! 瀬名は凄い仙人になりますから!」と。
美麗に江乃、晋作、瀬名の順でやる気十分な声をぼくに返してくれた。
だから僕は静かに瞼を閉じて、自分の胸の前に両手を合わせ、釈迦如来像のように祈る姿を子供たちに演出して、すれば。
今度は「ブツブツ」と御経を唱え始め、終えると。
「──仙術スキル発動ー! 目の前の《《粗大ゴミ》》、《《不燃物ゴミ》》を対価に《《制作》》! 《《コモンクリエイト》》発動! 大型の乳母車に変われー!」と叫び。




