第66話 ママは狩りに、パパは川へと洗濯(10)
自分の身体全体を使用して喜びを表すから。
「大袈裟だな、瀬名は……」
そう、やはり長男坊の甘えん坊の晋作が直ぐに、瀬名へと敵意を剥き出しにして、ツンツンとした言葉を漏らすから、妹の瀬名はシュンとして下を向き始める。
ぼくは二人の様子を見て聴けば、子育って本当に難しいなと直ぐに思ってしまう。
特にぼくは一人っ子の上に近所の幼馴染の藍華姉ちゃんや彩に甘やかされて大きく成長した者だから、兄妹の関係はよくわからないところがある。
だから兄妹が多いと本当に大変だなと思いながら。
晋作の瀬名への突っ込みやマウン行為を見て、「あっ、はははははは」とぼくは笑い誤魔化しながら、晋作のヘイト行為で下を向いた瀬名へと。
「ほら、瀬名、パパの許へとおいで……。それと晋作と美麗……江乃もパパの許へとおいで……。パパは今から仙術スキル《《制作》》で大型の乳母車を制作をするから、パパが唱える御経を三人共もできるだけ早く覚えるようにするんだよ」と告げる。
「……えっ! 父上! もしかして? 俺等が御経を覚え、詠唱ができるようになったら、仙術スキル《《制作》》も発動ができるようになるの?」
「そうなの、パパ?」
ぼくの言葉を聞き、父親に大変に懐いている晋作と瀬名……。
そう今の今まで余り仲がよろしくない状態でいた二人が驚愕しながらぼくに尋ねてきた。




