第65話 ママは狩りに、パパは川へと洗濯(9)
まあ、父親のぼくが三人を褒め称えると、性格がよくでていると言うか? 晋作の場合は長男らしく子犬みたいにとにかく自分のことを褒めて、褒めてと言った感じだが。
娘は、二人は高貴な出の姫さまらしくツンツンと自信に満ち溢れた感じだね、あっ、ははは、とぼくは苦笑いを浮かべながら思うけれど。
それでもぼくの子供たち三人は、父親のぼくから仙術スキル《《能力譲渡》》を受けているから、ぼくや母親たちよりも優れた将になることは間違いないと思う。
「……パパ! パパ! 瀬名は! 瀬名は! 兄さまや姉さまのような優れた武将になれますか?」
ぼくが上の三人ばかりを褒め称えるから、この中では一番の年下甘えん坊……。母親のウルハとは違い大変に素直な瀬名が、自分を見て! 見て! パパ! 自分も兄や姉のようになれるか? なれるよね? と。
瀬名は力一杯可愛く父親のぼくへと自己主張をしてきたから。
「うん、瀬名もお兄ちゃんやお姉ちゃんたちのように将来は有望株だよ。──素晴らしい姫武将になれるよ」と。
ぼくは瀬名の大変に可愛い小さな頭を和やかに微笑みながら優しく撫でつつ褒め称えた。
「えっ! 本当に?」、「やった~! やった~!」
ぼくが瀬名の頭を優しく撫で褒め称えてやると瀬名はジャンプ! ジャンプ! と飛び跳ね。




