第607話 火計開始! (14)
まあ、上級国民さまだから、沢山のスポーツドリンクのペップボトルを運び込んでも、何かのイベントに使われるのだろうな? と言うことで、みなさんは深く悩まない、不振に思わないから大量に飲料を購入してこちらの世界……と言っても? 戦場へと優先的に運び込んでいると言う訳でね。
僕の異世界冒険譚は相変わらずのうだうだ仕様でね、僕が幼い頃にシルフィーや彩に。
『愛華姉ちゃん、僕はこの物語の主人公みたいに大きくなったら冒険者になるだ!』とか。
『彩! 僕は大人になったら、このアニメの主人公みたいな勇者になるんだ! あっ、はははははは」
と鼻息荒く、胸を張り、告げていた異世界ファンタジーからはかけ離れた、夢も希望もファンタスティックも余り無い世界でね。この世界は……。
只唯一日本と違うのは色々な種族……。亜人がいるぐらいで、他は段々と近代化も始め、太古レベルだった物がいつのまにか平安京時代を通り越したぐらいは変わってきているのではないか? と思われると言いたいところだけれど。
我が家の気の荒いお妃さま達が太々しい様子へと変わってきたから。またお妃さま達へと僕は注目をすることにするからね。
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