第6話 やっとお目覚めかい?(1)
うぅ、もう駄目……。ぼくの身体……。
特に腰はもう動かない……無理だ……と気だるく思いながら、ぼくは寝台の上で横たわっていた。
窓の外の樹木や陽の当たり具合から、今の時刻は正午前後だろう。
まだ夕刻までには時間がある。
だからぼくは静かな寝息を立て熟睡している裸体のアイカの背中に抱きつき、ぼくも、もうひと眠り……。
そう、先ほどアイカとの激しく交わり、夫婦の営みをし、アイカを満足させたぼくの身体を労い、疲れた身体を癒やしリフレッシュするために、アイカに甘えながら、もうひと眠り、自分の身体を再度癒そうとしていた。
《ギィ、イイイ》
寝所と思われるこの部屋の扉が開いた……そんな音がぼくの耳に届いた気がした。
えっ、うそ?
ぼくは驚き、自分の首を傾げる。
だってノックもしないで、誰かが夫婦の寝所に入ってきた?
だからぼくは誰だ……と困惑していると。
《ペタペタ》
《パタパタ》
ぼくとアイカの背後に足音が近づいてくるのがはっきりと聞こえる。
つまり、それはアイカとぼくの許へと誰かが迫っているということだ。
ぼくは異世界ファンタジーの主人公なのだから何かしら特別な力……。
そう、アニメやマンガ、ライトノベルを彩る勇者たちのようなスキルや武器、防具を女神さま授かっているはずだ!!
(お願い)
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