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第548話 逃亡(3)

 そう豊穣の妃がシルフィーならば武の妃──。そう大将軍さまは自分なのだと世に示してこい! わかったな、アイカ? ちゃんと王の筆頭妃らしく振る舞ってくるようにの、僕の諫めの方は、アイカはちゃんと守ってくれたみたいだからよしとしておこう。


 そして王都へと帰還をすればまた愛してやるから楽しみにしておくようにと、僕の説明を終えたところでまた話しを元に戻すけれど。


 アイカは自分の率いる、水滸伝に出てくるような鉄騎馬……。装甲ミュイ隊の侍大将達や一般の兵へと指示をだせば。


「長ー! お~い、長ー! 敵の将を慌てて追わなくてもいから指示をー! 早く魔灯を上空へと上げる指示を出さねぇとー! 後でまた父ちゃんに叱られてもうちはしらねぇぞー!」


 猪突猛進──! 一騎駆けで敵の兵達が作っていた壁を切り、刺し、叩き、薙ぎ払い駆除……。


 刹那──!


 敵兵達を次か次へと躯化して個々奮闘ではなく、ケラケラと笑い楽しんでいたアイカに追いついた従妹のミサがアイツのことを諫める。


「姉ちゃん~! ミサの言う通りだよ~! ちゃんと男王の指示通り動かないと、後でうちらも姉ちゃんの共犯で説教を受け、尻をマジで叩かれるようになるからから、指示通り動いてくれよ。姉ちゃん~!」




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