表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

582/745

第542話 アイカ無双! (1)

「それは誠なのか、ヒビキ殿?」


 ヒビキさんの自分への説明の仕方……。彼の様子がいつもと違うことにやっと気がついたジタンは、己の顔色を変え、彼へと尋ねた。


「ええ、そうです……。だからアイカがこちらの位置に気がつくまでに一気に逃げれるところまで逃げましょう、ジタン殿……」


 やっとことの重大さに気がついてくれたお坊ちゃんに対してヒビキさんはほっと胸を撫でおろし安堵するのだった。




 ◇◇◇



第542話 アイカ無双! (1)


「では行きますか、ジタン殿?」

「ええ、判り申した」


 敵軍の先頭の二人……。先ほどまではやる気十分……。勝つ気十分……。負ける気などサラサラない……。


 そう僕を北伐のゲリラ戦に誘い出し、王都をもぬけの殻とまでは言わないけれど。堀や兵もない王都や神殿に対して、自分の娘が不満を漏らしてしまうほどの少ない兵……。


 そう自分の妃達に十分な守備兵も与えずに王都を留守にした僕の裏をかく策が成功した歓喜して、勝利宣言と王都占領後の王の財産を山分け……。


 誰が()を自分の所有物にするかも、自分の顔を緩ませ、いやらしく微笑みながら決めていた二人と……。その他の国人領主達なのだが。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ