第56話 四人の子供達の様子(6)
ぼくがいまだに子供のようにお妃さまたちへと我儘言ったり、甘えるとしった上の姫二人は、父親のぼくのことを残念、無念、どうしようもない、駄目親父を見るような冷たく、冷淡な目で見るから。
「あっ、はははははは……。ごめんね、二人共……。パパは容姿の通りでまだ子供だから
……。あっ、はははははは……」と。
ぼくが笑い誤魔化せば。
「……瀬名は知っているよ。パパが甘えん坊さんなのを……。よくパパは瀬名がいてもお構いなしに裸になって赤ちゃん言葉でママたちに色々なことをおねがいしているのを何度も見たこと、瀬名はあるの……。だから瀬名はパパが甘えん坊さんなのは知っているからだいじょうぶだよ……」と。
一番ぼくに甘い瀬名が、甘えん坊なところはしっているから気にするなとは言ってくれたけれど。
「……父上、裸になって、母上たちに何をおねがいしていたの?」と。
晋作は純粋な瞳で僕を見詰めながら首を傾げるし。
「──晋作~! あなた~、そんなくだらないことを真剣な顔でお父上さまに尋ねるな~!」
美麗は真っ赤な顔で晋作を叱る。
「はぁ~、最低ですわね、このひと~」
そして我が家の悪役令嬢さまには更に呆れ返られてぼくは、父親としての立場が低くなったから、ぼくも苦笑いを浮かべつつ「あっ、ははは」と、また笑って誤魔化したのでした。
◇◇◇




