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第482話 婚約? (2)

 僕の息子……。


 そうシルフィーが産んで日本の僕の実家で育てている、もうかなり大きくなっているだろうな~? と思われる我が家の長男のことを沙紀が尋ねてきたから。


「沙紀~?」

「何、父ちゃん?」

「沙紀はもしかして晋作兄ちゃんと会って会話をしたことがあるのかな~?」


 僕は満身の笑みを浮かべながら優しい声音で尋ねてみた。


「うん、あるよ……。つい最近爺ちゃんと一緒に遊びにきて、うちらにお菓子や可愛い服……。おもちゃを持ってきて遊んでくれたよ。兄ちゃんも爺ちゃんもね」


 沙紀が微笑みなながら教えてくれた。


「ふぅ~ん、そうなんだ?」

「うんそうだよ。父ちゃん~」

「兄ちゃんがみんなを遊んでくれたのはわかるけれど。爺ちゃんもみんなと一緒に遊んだの?」


 幼い頃から僕は義父(あのひと)のことを知っているけれど。全王が孫達と穏やかに遊ぶようなイメージはないから、沙紀に苦笑いを浮かべつつ尋ねた。


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