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第449話 わかりました……(2)
だからアヤも僕のことを自身の目を細め睨んできた。
「あら、あら」
「ほっ、ほほほ」
サラとアヤの嫉妬をあらわにした様子をキリが僕のことを困った御方ですねとでも言いたい声を漏らせば。
この部屋にいる女性陣の中でも一番年上になる妃のルイジは、もう既に僕の子供を産んでいるから、夫の女癖の悪さ? えお余裕の笑みを浮かべ貫録を見せてはくれるからいいのだけれど。
僕自身はアヤとサラの二人が心配をするようなこと……。フェイトさんを自分の妃にする気は一切ない。
「いや~、只さ~、フェイトさんって~。やっぱりシルフィーやアヤの従姉なんだな~と思ってねぇ~。本当によく似ているなぁ~と、僕は感心しながら見ていただけだよ。あっ、ははは……」
僕は嘘偽りない気持ちを二人へと説明をしたのだ。




