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第426話 今日もみなの目を気にせずに(11)
その他の重臣、領主達へと聞こえるように大きな声でバーンが告げ説明するから。
「お兄さま~」
「バーン殿は煩い」と。
僕の義理の兄……。
そして義父になるフォンジの親父さんへと物申す事ができるミィヤーと舅さまだけはバーンに不満を申してくるけれど。
フォンジの親父さんも僕に戦こそ負けたけれど。ウィングル王国内ではカイジさんに次ぐ実力派──武道派の領主だったから流石に近衛隊の隊長さんや防衛隊の隊長さん……。
まあ、余り力の無い領主さんだと僕の義理の兄に対して不満は言ってこない。
何だかんだと言ってもフォンジの親父さんのことが怖いみたいだからね。
だからこそ、シルフィーは策を弄してカイジさんを誅殺……。
フェインの夫でもあった僕にあの領地を与え。
その後はみなさんも知っての通りで、僕にフォンジの親父さんを討伐させ、誅殺するつもりだったのではないか? と思っている。




