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第367話 浮気者? (3)
「プッ! あっ、ははは」
だから、お笑い好きなウルハの奴が、僕の情けない様子を見て直ぐに笑い始めた。
「ウルハ、お前笑い事じゃないぞ……」
自身の横でお腹を押さえ笑うウルハを見て、男性代表でウォンが僕の事を庇えば。
「ちょっと彩、何しているの?」
サラの奴が彩へと憤怒! 直ぐに噛みついたから。
「うぅ、ううう。サラちょっと待って……。僕は大丈夫だから」と告げるのだが。
「彩、あなた~、宰相なのに、国王の頬を叩いてもいい訳~? それとこのひと私の子の父親なのだけれど。何で子供の前で平然と父親を叩く訳?」
昔は大変に大人しく、優しかった。まさに理想の御姉さまだったプラウム……。僕が家出したその間に子供を産み、一人で育てていたら。何か強いお母さまへと変わってしまって、事ある毎に義母となるシルフィーと平然と喧嘩はするは、僕のお尻を叩くはと。強いお母ちゃんのプラウムだから、僕のことで彩へと直ぐに噛みついた。




