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第363話 神殿にて驚愕(4)
と、言うか? 僕が幼い頃から妹の彩に隠れ、内緒……。可愛い頃の僕へと悪戯行為や自身の性玩具にしていた彩の姉ちゃんがシルフィーだったのか……。
僕が自身の失われている過去……と、言っても?
僕とシルフィーとの接点……時間だけれど。僕自身はその他の事は都合よく、記憶にある。
「そうよ~。陛下~。少しは朕のことを思い出したかな~?」
僕が自身の過去……。シルフィーと彩のことを思い出そうと試みていると。我が家の駄女神さまが『クスクス』と僕を侮るように微笑むから。僕は『カチン!』だ。頭にくるから。
「シルフィ~。お前なぁ~」と、あいつのことを睨み呻り、吠える準備を始めると。
「陛下~、朕に酷いことをしたら~。お父さまとお母さまに陛下からDVに遭いました~。酷い目に遭いました~。叱ってください~と報告しますからね~。ふっ、ふふふ」
シルフィーの奴は僕のことを更に侮る態度──悪態をついてきた。




