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第362話 神殿にて驚愕(3)
だって日本の我が家の御近所さまであり、幼馴染……。小中高と一生でね、僕が通っていた進学校の学年トップの才女様であり、生徒会長の肩書も持つ、僕の元カノ少女が大人びて居る。
それも日本人ではなく黒髪のエルフさまだから僕の口から驚嘆と、澤田彩への問いかけが漏れたと言う事だよ。
でッ、その後は後ろを向き「シルフィー、どう言う事だ? 何で彩がこの世界にいると言うか? お前は彩の姉ちゃんだったのか?」と、僕は憤怒しながらシルフィーへと尋ねるのだが。
実は僕、今迄内緒だったけれど。小中高と彼女がいたのだ。
それがこの彩でね。幼い頃から幼馴染の僕のことを子供扱いしながら面倒をよくみてくれた少女なのだがまで、思い出せば。
僕は彩に歳の離れたお姉ちゃんが居たことを思い出してきた。




