第40話 ぼくの特殊能力と技量は?(5)
アヤは怪訝な表情でサラへと不満を漏らしつつ床の上を痛みに耐えかねることができずに転がり、暴れるぼくへと慌てて近寄りながら、サラへと不満を告げる。
しかしサラの口から「は~い」と余り反省をしていない返事が返り。
「──健太、これぐらいじゃ、死なないし……。それに仙術のスキルの発動は口で説明をするより、実戦で覚える方がいいよ……。特に健太は素人ではなく組み手に馴れている者だから……」
サラは、サラなりにぼくのことを考え、あの魔法のような物……。《《仙術》》とは何か? と発動の仕方を実戦組み手で覚えさせようとしただけで、ぼくを虐めたわけではないとアヤに不満を漏らす。
それでもアヤもそうだが、基本ぼくにはみんな甘いところがあるから。
「……それでもサラは健太へと手加減をしなさすぎます! もう少し加減をしてください……。もしもこのひとが死んだらどうするのですか?」
アヤはサラへとプンプンと不満を漏らしつつぼくの側へと到着すれば、その場で正座……。床で傷みに堪え兼ねることができずに転げ、暴れる、ぼくのあたまを自分の膝の上にヒョイと乗せれば。
「……仙術スキル《《回復》》、発動……」と呟き。
アヤは御経を詠唱──少しばかり唱えると。アヤの掌が異世界冒険譚のアニメの魔法職、メイジ、ヒーラーさんたちの蒼白く光ると。ぼくの顔の痛みが和らいでいき、鼻血でドロドロとしていた鼻の気管の通りの方もよくなり、痛みが完全に止まると。




