第34話 主夫ですから仕事を始めます(8)
まあ、最終的には、『だからわらわたちもこのままではいかんと思い。予定よりも健太を早く殺して、異世界転生させたのだろうに』と最後にアイカやサラが逆切れしてきて話が終わったのだけれど。
まあ、確かに、この一族はアイカやエリエの大きなオッパイを隠す、あのジャラジャラした金のネックレスを見ればわかる通りで、超金持ちなのに警備兵を一人も雇ってないから、ぼくも朝から可笑しいな? とは思ったけれど。
この神殿は神聖なものだから、家族しか入れないのか……。
だから選挙や議員の仕事が忙しくなってきた義父の代わりにぼくがこの世界へとお妃さまたちの独占欲で召喚をされたのか? と思えば。
あの、超怖い義父が家事……。主夫業をするのか? ぼくはあのひとは絶対にしないタイプの男性……。亭主関白だよね? と、思う。
しかしこれ以上『ぼくは男なのに、何で家事をしないといけないの? それと子育てもだ! ぼくは男! 一家の主だぞ!』と《《昭和》》産まれのお爺さんたちのような言葉、悪態を《《令和》》生まれのぼくがついても仕方がない。
実際ぼくがこの世界へと藍華姉ちゃんの力で転生召喚されても、今のぼくにできる仕事と言えば《《家事》》と《《子育て支援》》……《《主夫業》》ぐらいしかないのも事実だから、ぼく自身はこれ以上は深く悩み、頭を抱えることは辞めることにして、自分の疑問だけをアヤに尋ねることにした。




